「ハワイは楽園(パラダイス)というけれど」という、主人公を演じるジョージ・クルーニーのモノローグで始まるドラマ。
でも、やっぱり「ハワイはパラダイス」だよ。大きな自然と、でょうどいい都会。海と崖と緑と、人工的で整備された清潔な居住空間。広くて、インテリアもバッチリ。アメリカ本土の人、特に、白茶けた土埃の内陸に住む人には、「パラダイス」だよん。
びっくりして住宅街を走ったり、ストーカーみたいに奥さんの浮気相手の滞在するコテージをのぞき込んだり、親族会議の会場も、全て、美しい場所。
奥さんの浮気相手の追求という共通目的を持った父娘が協力し、同じ浮気相手を設けさせたくないから土地売却の話もご破算にしてしまう。共通の敵がいると、人は仲良くなるもんだ。
それに、あんな素晴らしい場所、リゾート開発させる事ないじゃん。これを機に、次の世代に残す事を考えようよ。
長女も良かったけど、その彼氏・シドの純粋な馬鹿ップリなキャラも良かったねえ。彼のおかげでコメディぽく、重くならないで観られたもん。
浮気を知ってて黙ってた女友達の旦那が、名前を教えに来る所とか、(う~ん、分かる!)って感じで、良かった。男女の差というか。男の感覚に近い私。
で、その浮気相手が、どっかで見た事あると思ったら「スクリーム」の人じゃん。
ジョージ・クリー二ーのいとこで、ボー・ブリッジスが!存在感あり!
ジョージ・クルーニー、他で言われてるようにおっさんぽくなかったよん。やっぱいいじゃん!
奥さんの臨終の際、おそらく一族に伝わるハワイアンキルトを、最後に父と娘2人がコタツに入ってるみたいにひざ掛けとして使用して映画が終わる。で、原題がTHE DESCENDANTS。エキサイトによると「子孫」という意味らしい。
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