300 <スリーハンドレッド> ～帝国の進撃～

前作「３００」は観てない。でも、果敢に試写会に行ってみた。３Dだ。

公開は、６月２０日金曜日から。

ギリシャのスパルタｖｓペルシャの「３００」の続編かと思ったら、同じ戦争の違う場所での、ギリシャのアテナイｖｓペルシャの戦いだった。

で、映画は、みんながずっと戦ってた。

主人公は、エヴァ・グリーン（「ダーク・シャドウ」の悪い魔女）演じるアルテミシアン。男祭りの映画かと思ったら、彼女の映画だった。本当はアテナイのリーダーが主人公なんだが、魅力がない。多分、彼で続編を作るんだろうが。凄味がないんだよなあ。

気になるのは、ペルシャ軍が鎧に身を包んでいるのに、ギリシャ軍は裸同然に赤いマントだけだという事だ。色白の裸が気になる。マッチョで素敵！という意味じゃなくて、すぐに怪我しちゃうじゃん、戦闘しに行くのに。危ないじゃん。

まあ、実際戦闘シーンになると、ペルシャ軍の鎧は裸同然に切られちゃうんだけど。

でも、何もあんなに裸でウロウロしなくてもいいのに・・・。

そして、ほとんど海戦なんだが、船が・・・。歴史検証してるんだろうか。あの船だと、人が乗ってられないんだよ。船べりがないから、甲板の上の人は全員落ちてしまうはずだ。たまに、甲板に張ってあるロープに捕まってるけど、ダイナミックに１０ｍ以上ある波の中、掴まる吊皮もないのに足の力だけで船に立ち続ける、恐ろしきギリシ人。器用すぎるぜ。

３Dで、血が飛んでいるんだが、画面が暗いのでほとんど黒くしかみえない。手や足は上手に飛んでるんだが、首が今一。首の重さが感じられないんだよなあ。

男同士の友情や親子の情も一応描いてるんだが、付け足し感いっぱいで。ふ～んという感じだった。

２時間なかったけど、映像の凄さだけで、引っ張るのは難しいねえ。