落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」

2017-11-24 23:49:14 | 映画
惜しいなあ。あと20分短く編集したら、飽きないで観られて、少年期の胸キュン映画だったのに。ちょっと、長かった。

1990年制作のTVドラマは、多分2002年の8月15日と16日に前後編で放送されたNHK-BSのを観てるな。大人になった主人公の奥さんをオリヴィア・ハッセーが演じててビックリしたんだよなあ。このTVドラマにはキング本人は出てなかったと思ったが・・・。



で、この映画、全く怖くないんだよね。少年達の「恐怖」という主観をペニー・ワイズが形にしているだけだから。所詮、子供の怖いもの。
あ~、私がホラー慣れしてるだけなのかも。
ベバリーの浴室血だらけも、「13日の金曜日」のベッドからの血が噴き出すシーンを思い出させてなんか楽しいし。あと初潮をむかえたベバリーの心情も表してて、「キャリー」の冒頭シーンを連想させる。



ペニー・ワイズの口もなあ・・・。エイリアンみたいで、怖くないし。
とにかくホラー映画の怖さがない。
とは言え、いじめっ子なんて生易しいものじゃない3人のうち2人が、あんなふうになるなんて、ホラー映画ならではで気持ちいい。



とにかく、7人の少年少女たちの、繊細で傷つきやすいのに、でもそれを乗り越えて、頑張って前に進む姿に胸が熱くなって、うるうるきてしまう。ITがいなければ、本当に楽しい夏休みだったのに。ベンの報われない初恋や、母親に騙されて病人にされてるエディ(だっけ?)、7人の置かれた環境に涙が出そうになるよん。川で無邪気に遊ぶシーンとか、本当にいいんだよ。

また、子供たちのそれぞれの部屋に、いろいろニンマリさせられる遊びもあってさ。

ネタバレになるけど、最後の血の約束の円陣から、各自家に帰るんだが、帰る順で大人編で死ぬ順番なんだって。え~ん、可哀そう。

2年後公開の大人編。40歳手前になるから、胸きゅんがなくなって、果たしてどんな映画になるんだろう。「ドリーム・キャッチャー」になったら、哀しすぎるぞ。
コメント
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