ローランド・エメリッヒが監督だからか、残虐性がなくて、11歳の女の子が大活躍して、ご家族で、カップルで安心してワクワク楽しめる映画だ。
適度に笑わしてくれるしさ。
「エンド・オブ・ホワイトハウス」と違って、ホワイトハウスが制圧されるまであっさり。もちろん、テロリストに制圧される訳だから、警備の人はどんどん殺されてしまうんだが、職員は・・・。どこに消えた? ジェームス・ウッズがうまく誘導したせいかな?
おまけにテロリストというか、傭兵達、民間人にはとっても優しい。ホワイトハウス・ツアーのガイドなんて、殺されキャラかと思ったら、しっかり生き残るし、見せ場まであるし。
大統領の政策も、世界平和のための夢のような、世界各国への提案だ。
実際は国内のライフル協会でさえ封じ込める事ができないのに。そりゃ、大統領、命狙われるよなあ。その割には、重みのない大統領だ。
主人公演じるチャニング・テイタムは、「マジック・マイク」でストリッパーの後、職を転々として、軍に入ってアフガニスタンに行って、今に至るらしい。
が、どう見ても、11歳の女の子のお父さんには見えない。高校出て、すぐに結婚したとしても、苦しいなあ。主人公だから、もちろん、怪我一つせず、一人で戦って、世界平和を守る。立派すぎる。個人的には、顔が整いすぎてて、年齢的にも若すぎるので、私は「エンド・オブ・ホワイトハウス」のジェラルド・バトラーの方が好き。
ストーリー的には、ハッカーの人や副大統領が無駄使いだったなあ。副大統領秘書も、もっと絡むかと思ったら、エアフォース・ワン、あっさり爆撃されるし。黒幕も最初からバレバレなので、ドンデン返しみたいな驚きもなく。
ジェームス・ウッズの奥さんの、「なら、頑張って」は良かったなあ。
でも、この手のアクション映画で、11歳の女の子がここまで活躍するのは珍しい。戦闘機から女の子が旗を振っている姿が、はたして確認できるのか?とは、思うけど、パイロットの命令無視には、ジーンとさせられた。
女の子、ジョーイ・キングって、調べたらすっごいキャリアじゃん。チャニング・テイタムを、将来抜きそうな気がする。