落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「リアル・スティール」

2011-12-22 22:46:58 | 映画

339986view001 早くから予告編バンバンやってて面白そうだった。

父と幼い息子とボクシングとくれば、最後にお父さんが死なない「チャンプ」かな? と、50歳の私は思った。

Yahooの評価も高い!ヒュー・ジャックマンも体が良い!

これは感動するぞ!と思って、張りきっていったんだが・・・。

あれ~? なんででしょう?

339986view002 多分、ATOMを拾うシーンで、どうやって500キロのロボットを子供がたった一人で掘り出して、しかも台車に乗せて、さらにあの坂を登ったんだろう? さりげなくお父さんが手伝ったのか?坂を登らなくても、回り道があったんだろうか? と、"そんなの変じゃん"と思っちゃたのがいけなかったんだろう。

それから、全部ご都合主義満載映画に思えて・・・。

旧式タイプで、子供がプログラミングして、いくらボクシング経験者のお父さんの動きを再現できるプログラムを持ってるからって、最新式の、金をかけまくったロボットに勝つか?

339986view003 あ~、私ってヒネクレ婆あなのかしらん。

しかも、映画の物語後も、主人公は幼馴染の、彼をずっと助けていた女性と結婚して、子供は金持ちの叔母夫婦に引き取られてと、妙に皆落ち着いてしまうというのもなんか小癪な。ああ、素直にハッピーエンドとは受け取れない私が変?

面白かったんだけどねえ。

この子供は生意気だけど可愛いし。親権でひと儲けするいい加減なヒュー・ジャックマンも、いそうな感じのダメ男だし。そのダメ男が、息子とATOMに育てられて、普通の(?)ちゃんとした大人になる。そして、格闘技で、敵に勝つ! 映画らしい、いい話じゃないか!

339986view005 期待し過ぎた私が悪いんだろうなあ。 

しかし、ATOM。一番頑張ったのに、ホッタラカシかい!可哀想に・・・。

 

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「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」

2011-12-22 01:22:15 | 映画

001 試写会にて鑑賞。

公開は来年2月18日から。「大好きな父親を911のアメリカ同時多発テロで亡くした少年が、父親の残した鍵の謎を探るべくニューヨーク中を奔走する姿を描く感動ドラマ。ジョナサン・サフラン・フォアのベストセラー小説を、トム・ハンクスとサンドラ・ブロックという二人のアカデミー賞受賞俳優の共演で映画化。『リトル・ダンサー』『愛を読むひと』の名匠、スティーヴン・ダルドリーが監督を務める。」という映画です。

前半は周りからイビキが聞こえ、後半は嗚咽が聞こえるという映画だった。

前半、小説が原作らしく、ゆっくりページをめくるような感じで話が進むし、主人公の少年・オスカーが「広汎性発達障害」という設定で。知能は高いので数字などにはこだわるが、コミュニケーション能力がなくてエキセントリックという・・・。ジョン・グッドマン演じる、ドア・マンにひどい事を言ったり。

会社員なら分かるだろうが、あなたの職場にも、大人になったオスカーがいるでしょ。私は同じ部署にいる。数字やらルールに細かいくせに、あるきっかけで大声をあげて怒りだしたりするという・・・。悩まされています。だから、主人公が好きになれないんのよん。この設定のお子様をお持ちのご家族の方、すいません。

002 間借り人のマックス・フォン・シドーの、言葉が話せないおじいちゃんとの鍵の謎探しからだんだん面白くなってきて、鍵の謎やオスカーが抱えていた秘密が分かってきて、切なくて周りは泣きだした。私も哀しくはなったけど、最後の、なぜお母さんをサンドラ・ブロックが演じていたか、(あ~、彼女ならそのくらいの行動力はあるよね!)というので、なんか話が飛躍してしまって、引いてしまいました。

ジェフリー・ライト達夫婦も元の鞘に収まっちゃうし・・・。うまく行き過ぎ。

あと、お父さん役のトム・ハンクスが、オスカーのお父さんには老けてて見えない・・・。むしろおじいちゃんでもいい位なので、話の辻褄(オスカーが話す両親の出会いなど)合わない。

全体的にはたぶん秀作なんだろうけどね。

911の被害者の家族が抱えている問題点を、描いているのは偉いけど。数で比べたらもちろんいけないけど、311では、4倍の数の人が亡くなってるんだと思うと、こんな所で映画を観ている自分の存在が不思議な感じがした。

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