6月16日
ここ数年の間でイギリスのあるカフェのスタイルの変化である。
特にロンドンのホームレスの多さだ。
大きな駅周辺にたむろするホームレスの衛生と外観が損なう事から店内に椅子を置かないカフェが多い。
立ち食い、立ち飲み式のカウンターしかない。(椅子が少ない)
宿泊の高騰化から朝食抜きを選ぶ人多たちはホテル周辺にあるカフェに行けば良いかなんて思う人も少ないくない。
イギリスの大手サンドイッチチェーンのプレットはその昔1杯コーヒーが無料の頃があった。
正直私はここのコーヒーの味が好きじゃない。
このコーヒー無料からホームレスが1日中店内に居候する羽目となり店員も安易な態度が出来なくなった。
ワンオペ式とテイクアウトが定着し粗大ゴミも増加。物価高騰に寄り店内での飲食も激減。
静かなカフェと言うよりファミレス的なカフェが増えている。
動物園化カフェ
イギリス人やアメリカ人が皮肉で使う言葉がある。
秩序を守れない人、常識外れた人、暴動起こす人、人の迷惑を考えずかえりみない人を「アニマル」と呼んでいる。
差別とかでは無く常識やルールの意味も分からずトラブルを起こす人を指す。結構普通に出る言葉。
例えば食べた後、ゴミ箱へ捨てない食い散らかす周りを観ずその場の行動だ。
迷惑行為、トラブルメーカー、低知能などを指す。
大抵こういう人はサンキューなど使わない。
私はラブちゃんの占いが好きだ。
今週の私の占いは・・・
「読みかけの本を読み終えるが吉。ラッキーフードはサンドイッチ。」
午前中に歯医者の予約後にランチでカフェに行けるぞと思い読みかけの本を持ち出掛けた。
歯医者の近所にあるコスタ・カフェ。
イギリスでは何処にでもあるチェーンカフェだ。イギリス人は大好きで気軽に入るカフェで値段も高くはない。
歯医者の近所にあるコスタ・カフェは住宅地のど真ん中にある割には回転率が良く毎日客の出入りが多い。
問題は客層。
コスタ・カフェを挟んだエリアは高級住宅地。反対側は中層地域を超えると生活保護地域。この距離感がかなり近い。
ここのコスタ・カフェはフランチャイズ店で個人オーナーが運営。
コスタ出来る噂の頃は高級住宅地に住む住民が外観が損なう事から反対がされていた。
今のイギリスでは反対運動を起こして多くの住民が署名を市に提出しても議員や市がワイロやキックバックを貰っている事から住民の意見を無視をする。
これがイギリスを破壊する権力者のやり方。
案の定、近隣住民からの反対を押し切りこのカフェは開業した。
とにかく連日儲けている。地域社会にこうけい後継するかのように客足が多い。
歯医者の帰りにこのカフェに立ち寄った。
客席は軽く30以上はある大きなカフェ。
静かと言うよりガヤガヤしている。BGMも流れ客の会話や声がかなりデカい。
私は窓際の角に座った。
今、読みかけの本をこの場で終わらせたい。
カフェに座った10分後に後ろからMRビーンみたいな声が聞こえてきた。
話の内容はエジンバラに関する歴史を誰かと話し盛り上がっていた。
このMRビーンの声が頭にこびりつき本の内容が全く入らない。
偽MRビーンはツマラナイ話をひたすら話し続けてた。
その5分後に・・・私が座る隣のソファー席に3歳くらいの女の子と母親が来た。
来るや否や その子は靴のままソファーに上がり跳ね上がった。
娘の行動を見た母親は靴のままソファーの上がる娘を注意せず そのまま跳ね上がり遊んでいた。
そのまた5分後・・・。
どうやら連れがいたようだ。
ちょっと見た目はヤンキー親子。
メンバーが集まり母親が注文へ向かった。その娘は靴のままコーヒーテーブルに上がりはしゃぐ。
それをみたヤンキーおばさんは注意をせずに その子をコーヒーテーブルのまま遊ばせた。
母親もおばさんも誰一人すら注意しない。
そう。こう言う輩を「アニマル」と呼ぶ。
常識や秩序、場所をわきまえず好き勝手にやる輩だ。決して自分達は「悪くないわよ。なんで?」と思うヤツらだ。相手にしたらマジでヤバイ。
私は一瞬で具合が具合悪くなった。
ここのカフェの空気、負のエネルギーを感じ周りを見渡すと似たり寄ったりの人を見て即店を出た。
開運を話す人はホテルのカフェや高級カフェへ行くと波動が上がる。と言う意味が分かった。
高級住民が反対した意味も分かった。
店を選ぶ。何処でも良い訳ではない無い。客で潰される店、店員の悪さで閉店する店もある。
イギリスは本当に汚い。
ゴミをゴミ箱へ捨てないバカが多い。
多くの外国人がイギリスへきて「なんで、こんなに汚いの?」と聞かれるくらい。
掃除をしても追い付かない。
低層人の増加で街や村が汚されている。
物価高騰化から店内で飲食をさけテイクアウトやスーパーの総菜で済ませ増加によりゴミ場を探さずその場で捨てる。
エコ? 温暖化? リサイクル? は~?何それ?と言う人の方が多い事は事実だ。
私は家に変える途中に新しいカフェの前を通った。
中にいる客層が全く違う。
「あ・・・ここに来ればよかった」と後悔。
イギリスのカフェやファーストフード店を見ると客層が分かる。
どの層がターゲットにしているかが。
商売人は低所得者商売をよく把握してる。本当に金を引き出すのが上手い。
サンドイッチは食べたが残りの本は終わらなかった。
残ったのは気分が損ねたくらい。
入る店は選ぶ事だ。