シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY シャンソン舞台と歌舞伎
四月歌舞伎の 夜の部は
一つ目が
杉坂墓所 毛谷村 という 演目で
仁左衛門が主役でした。
素晴らしくて 素晴らしくて
食い入るように 鑑賞いたしました。
仁左衛門の演技は 益々 磨きが掛かり
かわいさ 色気 若さ 人情 意気込み 気合い
品格が揃い
全身全霊で 演じてくれていました。
技ありなのに 技に感じさせない自然体の所作
身の軽さ 身の細さが 三十代の若い男性に
見えて
酔いしれました。
なので 他の役者さんにまで リアルを感じて
芝居の世界に 引き込まれました。
とても とても良かったです。
この演目の仁左衛門を
鑑賞できたことに 感謝 ラッキー。
先月三月歌舞伎の 仁左衛門は
良かったのかもしれませんが
主役ではなくて
歌舞伎博士の藤倉さん曰くは
仁左衛門だけは 素晴らしかった・・と
私的には
演目自体に 不満があり 居眠りし続けたのでした。
主役の女役が どうしても 美的に感じず
退屈な 酔わせてくれないメリハリ無しでしたので
そういう主役に華が無い時は
全体的に 面白くない演目に なってしまい
贔屓の 仁左衛門さえ 生き生き見えなくなっちゃう
という 不思議な感覚でした。
それとは 対照的に
仁左衛門が 圧倒的に芝居が上手くて
終始メリハリのある
役作りを披露してくれた本日でしたので
普段好きでもない 脇の役者が良く見えてきたりするのも
不思議なものです。
さっそく 先ほど 藤倉さんに 色々
本日の歌舞伎の
私の感想を お電話で 聞いていただきました。
今月の 夜の部の二つ目の
歌舞伎の新作モノ 「幻想神空海」
という演目は
私的には 我慢できない程
学芸会的に 感じました。まいったーーー
芸能界的に人気の若い歌舞伎役者が演じているのですが
仁左衛門と 孝太郎 の 演技力や 技術力と
比べると まるで お子様みたいに
舞台姿や姿勢や 指一本 背中の演技が 稚拙で
退屈で 気分が降下してきました。
厳しい 批評かもしれませんが 一人の お客様の
私としての感想 お許しくださいませ。
藤倉さんは 帰りたくて仕方がなかった・・・
と いう ご意見でしたから
私の感想は 的を外してはいなかったので
自分の 審美眼に対して 胸を撫で下ろしました。
皆が 良いというから・・とか
人気があるから・・・とか
若いから・・・とか
そういう 判断ではなく この目 この耳 この心
すべて 全身全霊の感性で
芸術を 感じる力を 養いたいです。
そして もしかすると
本日 稚拙に感じた役者たちも やがて
私を感動させてくれる日が
來るのかも知れないし・・・
見続ける 諦めない継続力も必要かもしれません。
美術 音楽 芝居 食事 衣食住
何もかも 審美眼を研く努力は 続けたいと
歌舞伎を 見るたびに 思います。
シャンソンと 歌舞伎は 全く違うジャンルですが
一人の人間役者が
架空の人間の人生を表現する
という意味においては 似通うものがあります。
芸道の表現力 人間の味で 観客を引き付ける
のは とても 難しいものですねぇ。
それにしても
仁左衛門の芸に惚れ惚れ
良かったー 良かったー
有難い歌舞伎鑑賞でした。
四月歌舞伎の 夜の部は
一つ目が
杉坂墓所 毛谷村 という 演目で
仁左衛門が主役でした。
素晴らしくて 素晴らしくて
食い入るように 鑑賞いたしました。
仁左衛門の演技は 益々 磨きが掛かり
かわいさ 色気 若さ 人情 意気込み 気合い
品格が揃い
全身全霊で 演じてくれていました。
技ありなのに 技に感じさせない自然体の所作
身の軽さ 身の細さが 三十代の若い男性に
見えて
酔いしれました。
なので 他の役者さんにまで リアルを感じて
芝居の世界に 引き込まれました。
とても とても良かったです。
この演目の仁左衛門を
鑑賞できたことに 感謝 ラッキー。
先月三月歌舞伎の 仁左衛門は
良かったのかもしれませんが
主役ではなくて
歌舞伎博士の藤倉さん曰くは
仁左衛門だけは 素晴らしかった・・と
私的には
演目自体に 不満があり 居眠りし続けたのでした。
主役の女役が どうしても 美的に感じず
退屈な 酔わせてくれないメリハリ無しでしたので
そういう主役に華が無い時は
全体的に 面白くない演目に なってしまい
贔屓の 仁左衛門さえ 生き生き見えなくなっちゃう
という 不思議な感覚でした。
それとは 対照的に
仁左衛門が 圧倒的に芝居が上手くて
終始メリハリのある
役作りを披露してくれた本日でしたので
普段好きでもない 脇の役者が良く見えてきたりするのも
不思議なものです。
さっそく 先ほど 藤倉さんに 色々
本日の歌舞伎の
私の感想を お電話で 聞いていただきました。
今月の 夜の部の二つ目の
歌舞伎の新作モノ 「幻想神空海」
という演目は
私的には 我慢できない程
学芸会的に 感じました。まいったーーー
芸能界的に人気の若い歌舞伎役者が演じているのですが
仁左衛門と 孝太郎 の 演技力や 技術力と
比べると まるで お子様みたいに
舞台姿や姿勢や 指一本 背中の演技が 稚拙で
退屈で 気分が降下してきました。
厳しい 批評かもしれませんが 一人の お客様の
私としての感想 お許しくださいませ。
藤倉さんは 帰りたくて仕方がなかった・・・
と いう ご意見でしたから
私の感想は 的を外してはいなかったので
自分の 審美眼に対して 胸を撫で下ろしました。
皆が 良いというから・・とか
人気があるから・・・とか
若いから・・・とか
そういう 判断ではなく この目 この耳 この心
すべて 全身全霊の感性で
芸術を 感じる力を 養いたいです。
そして もしかすると
本日 稚拙に感じた役者たちも やがて
私を感動させてくれる日が
來るのかも知れないし・・・
見続ける 諦めない継続力も必要かもしれません。
美術 音楽 芝居 食事 衣食住
何もかも 審美眼を研く努力は 続けたいと
歌舞伎を 見るたびに 思います。
シャンソンと 歌舞伎は 全く違うジャンルですが
一人の人間役者が
架空の人間の人生を表現する
という意味においては 似通うものがあります。
芸道の表現力 人間の味で 観客を引き付ける
のは とても 難しいものですねぇ。
それにしても
仁左衛門の芸に惚れ惚れ
良かったー 良かったー
有難い歌舞伎鑑賞でした。