東京芸術大学 奏楽堂
昨日から
台風の影響で雨が降り続けています。
昨日の 芸大奏楽堂コンサートで
音楽から の 歓喜を頂けたのに
まだ
あっという間に他界なさられた
駒井洋子さんとのノスタルジーに
寂しい思いを引きずって
雨を眺めています
駒井さんの声
舞台姿
レッスンの合間の会話
が
私の脳で くるくる回っています
人にも モノにも 永遠はない
のは
充分に理解しているのに
簡単には
忘れ去ったり
クールに割りきれないものです
出逢いは やがて 離別や 死去という別れ
になります
私にも
そう遠くない日に
必ず 現世と 離れる日は来ます
沢山の方々と
人生で出逢い
沢山の お弟子さん達に 長年
継続して
音楽の魂を お教えして
数多の別れを経験しました
全く
慣れないものですね
故人を思い
ノスタルジーに浸る
時間は
私にとっては
私が まだ 生きている証です
心が感じる
過去が 感慨深い
故人を偲ぶのは
まるで
フィクションの
映画やドラマ 小説 詩を 観たり読んだ
後のように
ず～ん と
心に 衝撃があります
ノンフィクションの 故人物語は
音楽 声つき映像つきで
走馬灯のように 流れます
沢山 沢山
故人を偲び
ノスタルジーに浸り
台風 より
昨日と本日は
私の脳内は
音楽脳です
駒井洋子さんはクリスチャンでした
二年前から
末期癌だったそうですが
身内以外には知らせず
私も知らず
今年
1月まで わが家に レッスンにいらしていました。
4月
施設に入りましたけれど
良くなったら レッスンに伺います
とメールを頂きました
5月17日 他界
また
天国で 私の お弟子さんになってくださいね
8月29日木曜日16時
上野 東京芸術大学 奏楽堂で
芸大昭和５０年入学
私の同期生 声楽家14名の歌唱 コンサートに
参りました
大親友の みっちゃんが 歌うので
久しぶりに拝聴するので ワクワク！
しかも
我が母校
大学四年間と大学院三年間学んだ
上野
東京芸術大学へ行くのも
ノスタルジー
奏楽堂は
私達が大学生の時は 芸大の音楽部の 奥にあり
ましたけれど
今は 上野公園内にあります
大学生の頃
私は オートバイ400ccで通っていました。
大学院の頃は マイカーでした。
本日は
行きは 千代田線で根津駅から歩き
帰りは
上野まで歩き
上野広小路駅から銀座線に乗り ました。
雨は それほどは降っていませんでした。
東京芸術大学の
声楽家は一学年６０人
ソプラノ１５人
アルト１５人
テノール１５人
バス バリトン １５人
入学だけなので
ほとんどの方の歌唱を 覚えています。
ただ 何十年ぶりに会うと 姿形が変わり
私服だと 誰だかわからないのに
歌唱を聞くと
あ～あ～懐かしい！
変わらない声！
皆さん美声の持ち主です
私は一浪なので
仲間は 皆６９歳か７０歳
中には二浪とか三浪の同級生もいますので
７０歳過ぎている方もいますが
皆さん
歌唱すると
声は
劣化していなくて
舞台のスポットで若返り
わあ～
スゴイ～
継続は力 だわ
親友みっちゃんはソプラノで
ご主人ピアニストの伴奏で
ドイツ歌曲
シューベルトとベルク
二曲を
歌いました。
圧巻でした。
見事な
声量と 音楽性で
感動
尊敬いたしました。
みっちゃんは ５０年前より
2倍くらい太って 貫禄が出て
太ったぶん
声質に 艶 とボリュームが増し
音楽性は インターナショナルな
解釈 表現
素晴らしかった！
また 聞きたいと感じさせてくださる
魅力がありました。
みっちゃんに関しては
明らかに
半世紀前より
上手くなって いました。
台風の事も忘れ
３時間
たっぷり 声楽コンサートを聞いて
幸せでした。
でも
心の中に
切ない寂しい思いを
1日中
抱えていました。
本日昼間
駒井洋子さんの ご子息から
連絡があり
5月１７日に駒井さんが他界なさられたそうです。
２０年間位
私の お弟子さんでした。
2月11日青山zimagineに聞きにいらして
下さっていました。
数々の思い出があります。
寂しいです。
ご冥福を祈ります。
