シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY 音楽との出会い

シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY 音楽との出会い

わが母が　無類の音楽好きで
生まれた時から
クラシック音楽が　家に流れていたのと
三歳で　まだ　何も分からない時に
ピアノを習わされて

本質的に　利発でない私は　単純に
親の言う事を　鵜呑みにして
一日　三十分位だけ　練習していたようです。

音楽との出会いは　ごく自然でした。
目黒の
枝光学園という　シスターのいるマリア様の像がある
幼稚園で　三年過ごした　卒業の時は
その　幼稚園では　一番ピアノが上手だったので
皆のオーケストラ演奏の伴奏者だったのに

東京女学館に　入学してみたら
もっと　沢山ピアノの練習し続けてきた
友達が　沢山いて
自分より　ずーっと　上手いので
ビックリして　しまいました。

それで　小学一年生の時に
もう　ピアニストになるのは　諦めちゃいました。
もっとも
我が両親は　ピアニスト　どころか
声楽家だとか　絵描さんだとか　お医者さんだとか

キャリアに進むことを　嬉しいタイプでも無くて
当時は
お嫁さんになる為に・・・料理　洗濯　家事　靴磨き
風呂掃除　素直　かわいい　威張らない　笑顔　謝る
気遣い気配り　豆に動く

というのが　家庭内指導要綱　みたでしたけれど

いつのまにやら　専門職に進みだしてしまい
今となれば
お嫁さんに　なったこともありましたけれど

専門職人生の方が　楽しいかもねぇー
なーんて
勝手に　感じています。

妹が　結婚してからも　孤独感は付きまとっていたのに
子供を　産んだら　孤独感が消えたー
と言っていたので

私は　永遠に　孤独感と　お友達のまま　生きるのかも
しれないですが

それは　自由と背中合わせですから
悲観的になる必要はない
と　思ってヘラヘラ　ニタニタ　過ごしています。

でも　孤独という言葉・・・本当に　凄い言葉だわねぇ。
SOLITUDE ソリテュードゥ　良い響きよ。
秋と　冬の響き　だわ。　　

シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY 孤独の夜の楽しみシャンソン

シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY 孤独の夜の楽しみシャンソン

雨が降り続けています。
そして　とても　涼しくなり
秋の雰囲気で
気温的には　心地好く
低気圧のせいなのか　眠いですが

深夜は　防音室で練習の楽しみがあるので
そうそう
早くは　寝たくないので
気合いで　シャンソン練習しています。

ジャズピアノは　少しサボっています。
明日は　ジャズピアノの　コード暗記の宿題を
練習しないと
今週の金曜日が稽古日なので・・・
頑張らなくては・・・

音楽は　稽古すればするだけ　上達するのですが
青天井で　
練習はしても　しても　満足いく状態には到達しません。

哀しいけれど
愛しても愛しても　尽しても尽しても
自分が欲しい　理想の演奏　理想の声　理想の表現に
到達できない

スポーツや　麻雀　みたいに　勝ち負けが無いのが
芸術ですからねぇ。

すぱっと　割り切れて　勝ったり　負けたりして
一喜一憂する　ものでもなくて
戦い的な要素より　平和的恒久的な　理想郷を
目指しているので
或る意味修行に近いかもしれません。

確かに　愛は与えるものですし
奉仕の精神というのは　与える気持ちですから
音楽の稽古は
音楽の神様に対しての　奉仕の修行な訳です。

毎夜　防音室で　お祈りの気持ちで
フランス語を繰り返して
安らかに　眠るというのが
私の孤独時間の楽しみです。

四年前まで　練習する時間が
欲しくて欲しくて　仕方なかった
慌ただしい毎日で
心の底から　音楽稽古の時間が欲しかったから
願いが叶ったのかもしれません。

でも　六時間自由時間があったとしても
それ程は　練習できないものです。
集中力や　気合いや　体力が　万全に練習できる
時間は　せいぜい　一時間か　二時間です。
きちんと　全身全霊で歌うと　30分で　へとへと・・

なので
どこにも出かけない　孤独で退屈な夜は
ピアノで　弾き語りしながら　ぐたぐた　でれでれ　と
稽古して遊んでいます。

それも　楽しいけれど　あまりうまくならない練習法です。
先生としては　お勧めしない方法ですが
まあー　退屈よりは　楽しい遊びです。