シャンソン歌手

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シャンソン歌手リリ・レイ LILI LEY 成城スタジオコンサート

2013年12月08日 04時24分43秒 | Weblog
シャンソン歌手リリ・レイ LILI LEY 成城スタジオコンサート

日曜日の午後は 我が家のスタジオで お弟子さんたちのコンサート。
仲間だけの ミニコンサートですから
フランス語のシャンソンを歌う事 聞くことを
楽しむ幸せな時です。
歌う会 みたいな感じですが
私も 歌おうと思っています。

お弟子さんたちの 作品を 伴奏の末永正博さんのピアノで
客観的に 聞き 見ると 
それはそれで 教えている伴奏しながらの私とは
違う しみじみした気持ちになります。

親心です。
そして そんな時は あまり自分は歌いたくなくて
親になっているのか
歌いたくない気分の日が 多いです。

心にゆとりがある お蔭で
歌ってみようかーなー みたいな 雰囲気になりました。
今年 よく勉強したシャンソンで
お気に入りの ピアフの 娼婦のシャンソン
私の兵隊さん と ピガール通り 
気が狂う女の歌 白衣
これは 私にとって 良い出会いのシャンソンでした。

数多の学んだシャンソンは 全部 私の音楽性
独走のクリエイト作品です。
詩の読解から 心理分析して 音符とリズムとを
正確に 適切な 声色や
息遣いを 作り上げて肉体の技として仕上げた
作品ですから
誰のまねもしない。

でも パリのジャックリーヌダノと 私の歌い方が
偶然にも そっくりだと
皆さんに言われて 驚きました。
ダノにも言われたことがあります。
ダノは AME心とFOIで歌う人。
リリも 魂で歌う。信仰心で歌う。神へ捧げて歌うタイプだと・・・

ダノは 声自慢の歌手を 魂がない歌手だ とよく言います。
私は 昔は 声自慢でした。
今は 声を歌詞と適合する色に 変化させているので
創意工夫と クリエイトの悩みや洞察が 四六時中の生活です。
心理分析 一言一句の 的確な嘘のない人間心理を
模索しています。

真冬なのに ピアノの防音室で 汗だくになります。
幸せです。
音楽の神様に お礼を言い
非力な私に お力をください・・・と祈ります。

芸術は 神がつかさどる 領域です。
自我で ねじ伏せるものではないし
根性もの ではないのです。
戦いも 競争もない 平和と 感動と癒しの領域ですから・・・・
天から降ってくる アイディアと 感が 全てです。

肉体にも心にも 柔軟性とスピードと 弛緩と緊張とのバランス感覚。
自我・・・・うまく歌おうとか 良く見せようとかより
実は技を超えた ずーと 奥深い所に 回答があるみたいな気がします。

音楽人生半世紀経ち 真の 私の音楽晩年のはじまりです。
色々 芸道精進の道が長くなれば 人生も変化してきます。

母が 亡くなる直前に
「あなたには 音楽があるでしょ」と ボケているのに
病院のベッドで 私に言いました。
家族も 恋も ハズバンドも 子孫も何もない今 
あー 母の言葉は 何だったのだろうか・・・
母は 親だから 私の性格を私以上に知っていたのかもしれません。

一度も プロになれとも 練習しろとかも言われない
放任主義の母でしたけれど
私の音楽に対する情熱を 知っていたのかしら。

私には 音楽しかないのかもしれない。運命なのかもしれない。
明日が 楽しみで ワクワクするもの。
さぁー 寝ましょう。
朝が来て 寝る。昼前に 起きる。そして深夜練習する。
ただ 頭の中が 音楽だけで  一年が過ぎる。