私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

美術工芸館で 姫路千年の革

2017-09-08 13:18:20 | ギャラリー散策
 9月 8日(金)    天気:晴れ    室温:30.1℃

 きょうは 書写の里・美術工芸館へ 特別展示 ”姫路千年の革ー伝統と技ー” を見に行き
ました。 いつも 写真は 禁止なので きょうも禁止と思いきや なんと写真OK。 いつだっか
ピエール滝が テレビ番組・BS朝日 ”城下町へ行こう”?で 姫路城下を歩いて 革を なめす
工場を訪れていました。
 今週は 一般展示室で 東 美幸さんの ”押し花アート展” もあるので それも見ないと・・。

 本展では 姫路が誇る皮革産業を 未来へ伝えることを目的として 江戸時代から 現代に
至るまでの姫路産の革製品 約150点を 一堂に紹介します。
 播州の”熟皮”は すでに室町時代には 武具に用いられており ”なめじ” の技術を中心に
国内外の名声を得て ”姫路革” や ”姫路革文庫”、”金唐革” として 時代を通じて その名
を響かせてきました。 その過程には 織田信長や シーボルト、万国博覧会や 学術調査機
関などからの賞賛がありました。

 明治時代後期になると 植物由来の技法による 硬くて 丈夫なタンニン革のみならず 科学技術
による 軽くて柔らかなクロム革のなめし技法の導入によって 日本を代表する革の大生産地にな
っていきます。

 世界には より大規模な産地もありますが 唯一無二の繊細な革を実現できるのは 日本の
匠の技といえるでしょう。 例えば ”革のダイアモンド” といわれる 馬の臀部を加工する希少
な ”コードバン” を タンニンで なめしているのは 世界中で ただ二軒だけですが その一軒は
姫路にあります。

 また 日本の馬革のなめしの8割を有する地域でもあり 牛革においても 手間のかかるタンニン
なめしをしているのは 国内で わずかといわれるうちの数軒を有しています。  クロムなめしに
おいても 姫路の生産者は 高度な技術力で なめして 体に優しい革を生産してきました。
 姫路は 千年にわたる革の産地として 信用第一をもとに 日々 高品質な革の生産に従事して
いるのです。




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