私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

姫路の旧街道を歩く 西国街道1(大手前通り~名古山南)

2015-09-04 14:56:54 | 歴史探索
 9月 4日(金)  天気:晴れ+雲   室温;30.2℃

 きょうは 姫路を歩いてきました。 この前入手した 「FM GENKIの夏号」 に載って
いた ”気まぐれ途中下車 姫路の旧街道を歩く 西国街道篇① ” を歩きました。  西国街道は
京都・大阪より 姫路城下を通り 西国、九州方面に通じていた主要往還で 往時には 姫路で 一
番 繁華な街道筋でした。   資料には 小稿では 今後 数回に亘り 地域の中の旧街道を巡っ
てみたいと思います・・・。 朝晩 涼しくなってきたので 歩きやすくなったかと思いましたが
まだまだ 日中 歩くには 暑い・・・・。
 いつものように 9:59の電車で 姫路へ行き 駅構内の観光案内所で 手続きして スクエ
アビルと キャスパの間にある地下駐輪場へ行き レンタサイクル(無料) を借ります。
 借りたママチャリは サドルが低く 超乗り難い・・。 慣れるまで まっすぐに走ることが
できません・・。
 大手前通りに出て 少し北へ行った 西二階町商店街の入口が 本日のスタート地点です。
ゴールは 名古山トンネル南の国道2号線の車崎東の交差点です。

 10時半過ぎに 商店街入り口を スタート。 西二階町商店街が 西国街道となっていますが
ひとつ北の道が 旧街道のような気もしますが・・・。 商店街を 西へ歩きます。

 マップでは  商店街には 見るものがないので 電信柱の説明板を見ながら 歩きます。
調べると この辺りには 三木氏本陣跡、森重(坂本竜馬も立ち寄った?)、伊勢屋本店、お夏
関係の「札の辻」、但馬屋敷 などがあるようです。

 商店街を抜けて まっすぐ進むと 川を渡って 県道へ出ます。 この辺りには 見るものがあります。
船場川の東に 外濠が わずかに残っています。 船場八景は パスしましたが・・・。

 少し南へ下ると 大蔵前公園があり 公園内に ”勤皇の志士終焉の地”の石碑があります。 かって
ここには 藩の獄舎があり 元治元年 勤皇派の志士が 処刑されたそうです。 船場川には ”備前門橋”
が架かっていました。 いつだったか 県道工事に伴い 発掘調査が行われ 橋の台が見つかったそうで
す。  今は 埋め戻されていますが フェンスがあり 工事中は 終わっていない?
 国道2号線には 白鷺橋があります。 白鷺橋は 戦争遺跡で アメリカ軍の焼夷弾で 焼かれ 今でも
黒く焦げています。

 ここで マップを見ないで 失敗しました。 白鷺橋を渡り 千姫の小径へ入ってしまいました。
マップでは 西国街道は 県道の西の道だったようです。 お陰で 船場東ビル、原田光明堂は
見ず! この辺りには 橋屋(麹屋) もあったようです。 千姫の小径を歩いて 車門へ。 

 車門橋を渡り 県道へ出ると 西国街道の道標があります。 道路を渡った角に ”船繋ぎ岩”
があります。 岩は 家の塀の中。 斜め向かいの古民家が ”初井家”。 江戸時代には 両替
商を営んでおられたそうで 母屋は 江戸時代の建築で 姫路市の都市景観重要建築物等に 指
定されています。 北原白秋に師事した 姫路を代表する詩人・初井しず枝の婚家です。

 西国街道は まっすぐ西へ進みますが この先には 見るものがないので 一つ北の道へ行きます。
この道は のこぎり横丁といわれ のこぎりの刃のように ギザギザになっています? ギザギザは
2、30cm程度で ぱっと見 分かり難い・・。 少し西へ行くと 少し段差が大きく 分かりやすい。
 街道へ戻ると 伊勢屋本店があります。 元禄年間創業の老舗和菓子店で 後に 姫路藩御用達と
なり 現在でも 姫路を代表する 創作和菓子 「銘菓玉椿」 を作っています。

 まっすぐ進み 西の薬師山の裾に出ると 広い空き地があり ここは 姫路赤十字病院跡です。
平成14年に 移転するまで 約100年間 ここで 姫路の医療を支えましたが 病院の移転と
ともに 急速に寂れてしまった・・・。

 病院跡の南の細い路地を入ると 延命地蔵尊があります。 幟には 立江地蔵尊と書かれている?
病院がなくなった今も 地域の人々の心を支えている。 新しいお花が活けてあります。
お地蔵さんは 10~20cm程度の小さなものが 15体ほど 並んでいました。

 山の方へ上がる道があったので 登ると 善福寺と 願成寺が並んでいます。 この境内は 高台で
東に 姫路の街が見渡せ 左には 姫路城も見えます。 お寺の西(上)には 琴陵中学があります。


 街道を南西に進むと 名古山トンネルの南へ出て 国道2号線の車崎東の交差点で ここが 本日の
終点です。 交差点の南東の角に 下山酒店があります。 ここの店主・下山裕史さんは 地域の歴史
遺産を活かした 町づくりに 取り組む 「船場城西の会」 という NPOの事務局をしておられます。
 国道2号線を東へ戻ります。 本徳寺の手前に 播州信用金庫の船場支店があります。 総ガラス
張りのシースルーな建物は 姫路の景観建築の一つです。

 本徳寺には 国道側から入りましたが 山門へ回り 門から入り直します。 江戸中期に創設された
浄土宗 東本願寺派の別院。 明治天皇行幸の際のご休憩所で 石碑もあります。

 真宗大谷派 姫路船場別院 本徳寺は 明応年間(1492~1501)に 本願寺中興の祖である
蓮如上人が 英賀に 開いたことを開基とする。 その後 播磨の浄土真宗布教の拠点となり 永正
9年(1512)に・・・・・。 天正10年(1582) 秀吉の命により 亀山へ移築。・・・・
再興のため 姫路城主・本多忠政により 船場の土地を与えられ 翌年 この地内町に 船場本徳寺が
建立された。 ・・・・

 本日の行程は 全て 終わりました。 後は 駅前の駐輪場へ 自転車を返すだけですが 途中に
長壁神社があるので 寄りましょう。 長壁神社の御祭神は 第49代 光仁天皇の皇子刑部親王
と その王女冨姫の御二柱を 今より 1150余年の昔 国司角野氏により祀られた。・・・・
 12時頃に 駅に戻りました。 観光案内所へ寄って 自転車の鍵を返し ホームへ上がると
ちょうど 12:30の電車が待っていました。 この電車に乗って帰りました。 疲れました。

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コメント (2)
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