アナーキー小池の反体制日記

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#859 市庁舎

2011年11月18日 | 市内の話題
前々回、市庁舎に図書館が移転したことを記しました。
地方自治体庁舎に図書館が併設されているのは、全道で本市が始めてだそうです。
もともと官公庁舎はそんなに余裕をもって建てられるものではありませんので、図書館など入れるスペースがあろうはずがありません。
本市は稀(まれ)なケースだと思いますが、多々の経緯から庁舎内に図書館を入れることができました。

20年以上前、バブルの全盛時に庁舎建設が検討されました。
老朽化し雨漏りはしていましたし、当然耐震基準を満足してはいません。庁舎は狭く、他の建物に間借りをして凌(しの)いでいる有様でした。
新庁舎建設そのものは、多数の支持を受けていたと思うのです。

行け行けどんどんの時代で、金に糸目をつけずに公共施設の建設が行われていた頃です。
建設場所を元の庁舎のある場所にするか、それとも郊外の広いところに求めるかの議論が行われました。
結局、市が進めていた官公庁舎集中街から市庁舎を移転するのはおかしいということになって、旧庁舎敷地内に建てることに決まりました。

しかし、市庁舎敷地は狭かったのです。
接する民有地のほとんどを買収しました。それでも庁舎用地としては不足気味でした。
そんな不足気味なところに庁舎を建てるのですから、上に床を求めることになります。
そして、庁舎は11階建てとなりました。建物は4,5階以上の高層となると、割高になります。
4,5階までの建物に比べ、11階建てはどうしても高額になるのです。高額のため、反対運動が起きたほどです。

・・・
本当に11階も必要だったのか?、今も疑問を持つ声が聞こえる事があります。
今回2階部分を図書館にしたのですから、誰しもが持つ疑問です。

20年前はまだ、職員の数が増え続けていました。(職員数は減り続け、今は2割か3割減です。)
また、市町村合併が叫ばれていた時でもあります。このあたりの合併では、本市が中核となることが想定されます。
合併を見込んだ、ないしは合併をしても耐えられる庁舎を建設したのだとも思います。(誰も言いませんが)
もし仮に合併がなされたとした場合、今の建物がちょうどいい大きさなのではと思います。

・・・
老朽化した図書館を市庁舎に入れたのは正解です。
広々とし、バリアーフリー化・耐震化された図書館が安価に手に入ったのですから。、


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