アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#2816 新大臣に道徳教育を(上)

2018年10月07日 | 教育・文化・芸術・スポーツ
あのアベ内閣改変で文科大臣になった柴山昌彦は、生粋のあのアベのポチです。
あのアベやアホーのアソーと同様、ハポン会議のメンバーなんでしょう。
文科大臣になったとたん、「教育勅語は道徳教育に使える」って言ったんです。

教育勅語って1890年(明治23年)に発表された、第2次世界大戦前の日本の道徳教育の根幹となった勅語です。
古い観念・倫理観などを、天皇が国民に語りかけるという形式で編成されていました。
(“勅語”(ちょくご)とは、天皇が政治・行政などについての意思表示として伝える、天皇のいわゆる“お言葉”を、正式な文書として公表したものです)

当然のことながら天皇は神であることが前提で、男尊女卑、親孝行、目上の者には絶対服従など古臭くて人権無視で差別的なことが説かれているんです。
あからさまに「万一危急の大事が起こったならば、一身を捧げて皇室国家の為に尽くせ」なんて命令?をしているのです。
一身を捧げて皇室国家の為に尽くせ、なんて書いてあるもんだから、無辜の日本の民は「天皇陛下バンザイ!」を叫び自爆しました。
なんと罪深い勅語だったのでしょう。

戦後すぐに、昭和天皇は「チン(自分)はやっぱ人だった」と人間宣言をしました。
天皇を神とした前提の“勅語”そのものの存在価値が崩れたのです。

昭和23年(1948)には早速、衆議院により『教育勅語等排除に関する決議』が採択されました。
教育勅語の根本的理念が「主権在君並びに神話的国体観に基いている事実は、明かに基本的人権を損い、且つ國際信義に対して疑点を残すもととなる。」という理由によるものです。

・・・
上記のように国の最高決定機関の国会で明確に否定された教育勅語ですが、右翼という名の皇国史観を持った輩からは、細々と教育勅語保持の動きが続いていました。
天皇はやっぱ神なんだ、って呟(つぶや)きながら。
蓼食(たでく)う虫も好きずき、って言いますから、勝手に信奉してりゃ~いい、とボクは楽観視していたんです。

近年のハポン会議という名の宗教(カルト)集団が、状況を一変させました。
戦前回帰を謳(うた)い、家父長制や男尊女卑の復活、教育勅語や軍人勅語の礼賛など、時代に逆行する主張をし出しました。
ハポン会議には自民党をはじめ、他の保守系の党派の連中が会員となっています。
あのアベやアホーのアソーをはじめ、国の実権を有する者が多数加入しているもんだから、たちまち利に敏(さと)い政治屋たちも参加をし出したんです。

続きます。
この記事についてブログを書く
« #2815 トランプ・ノーベル平... | トップ | #2817 新大臣に道徳教育を(... »

教育・文化・芸術・スポーツ」カテゴリの最新記事