アナーキー小池の反体制日記

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#4534 記し継ぐべきこと ⑩ 滝川市の負の遺産(吉岡分・5)

2023年10月17日 | マチの事件簿

吉岡清栄市長の豪腕?で早期に事業開始をした公共下水道事業ですが、合流・分流の問題以外にも早いがゆえの問題がありました。
下水処理場建設も同様の問題を抱えました。

吉岡市長は例によって、類似の他のマチに先駆けてなんでも何でも先にヤリたがったんです。
下水道処理場も同様です。
下水道の管が延びてくるんですから、当然その汚水の処理場を造らなければなりません。
ボクは就職して何年か後に、市の下水処理場が完成しました。
ニギニギしく完成式典が行われたのを記憶しています。

ところがすぐ後に、北海道の下水処理の新方針が示されたのです。
それには下水処理は自治体単独でなく、河川流域の複数の自治体が共同で運営すべき、とのお達しでした。
このマチの汚水は20㎞ほど下流のムラに設置される石狩川流域下水処理場に行くことになりました。
このマチの下水処理場は10年ほどしか使われず、放置されたままです。
あまりに短い使用期間だったから廃止にすると国庫補助金を返さなければならないハメに陥り、休止にして返金を逃れているんです。
造ったことも負の遺産だけど、いずれ廃止の手続きをし国庫補助金を返さなければなりませんので、これまた大きな負の遺産です。
そしてその建造物を取り壊すのに多額の費用を要するのです。

・・・
下水道事業のことはほんの一例で、こんなのに類したことは他にもたくさんあります。
早くたくさんお金を国から引き出したことで高い評価を得た吉岡清栄市長ですが、このような負の側面も持っていることをご理解いただきたく存じます。
このような隠れた負の遺産って、他にも結構あるんです。

そして彼は何を勘違いしてか、在職中 本を刊行しタダで全職員に配ったんです。(公選法違反の可能性があります)
16年ほど前に投稿したのを再掲して、彼の本質に触れてもらいたいと存じます。

#58 『反骨の記』 ???  2007年9月29日投稿
ボクのまちで20年ほど前、首長だった人は本を出すのが趣味だったのか、何冊か書いて職員に無料で配りました。
きっと、ずっと後に昔のことを知るには役立つのかも知れません。
その中の1冊に『反骨の記』というのがありました。
ボクはタイトルを見て首長の知っている、ある反骨人のことを書いているのだと思い、興味津々中身を見ました。
しかし、開けてびっくり、その反骨人は著者の首長その人だったのです。
その首長は若い頃から助役や首長をやり、中央へのパイプが豊富で、予算獲得がとてもうまいと評判でした。
そんな体制どっぷりの人がなぜ「反骨」なのか、先とは違う興味を持って中身を読みました。
「反骨」ではないのです。
「反骨」の意味をはき違えているんです。
それは、後に鈴木宗男が糾弾された、そんなものなんです。
どこどこの省庁で、そんなのだめだというのを認めさせた。
また、他の省庁では、前例が無いというのを認めさせた。
そんなのばっかです。
体制内で無理を言って我を通すのは「口ぎき」と言って、今や行政がもっとも嫌い、警戒する行為です。
随分、大きな勘違いもあるものです。
こんな内容では、「田舎首長ダダコネの記」というタイトルがふさわしいと思いました。


16年前に投稿した#58 『反骨の記』 ??? の再掲でした。16年前はボクもまだ現役時代だったもんだから、吉岡信奉者から嫌味を言われたもんです。この『反骨の記』に関しては後日、また投稿がありましたので次回に続けます。

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