アナーキー小池の反体制日記

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#478 生命の起源②

2011年07月20日 | 自然と環境
深海熱水層生命誕生説の続きです。

オーストラリアで数年前、35億年前の深海底熱水層から古細菌の化石が見つかったのだそうです。地球誕生は46億年前です。そして原始海洋ができたのは40億年前といわれています。35億年前はとっても古い時代です。そんな時代に劣悪な環境下で生物が存在していたのは、他の良好な環境から移り住むとは考えにくく、深海底熱水層が生命の産み出された地とする説の有力な証拠とされます。(ボクの劣悪なのか良好なのかの判断は間違っているのかもしれません。)

日本を中心とした深海底下調査は、深海底下熱水層をボーリングし層の組成を確かめること及び、もしかしてその中に古細菌の存在を見出せるかもしれないとの期待がありました。
残念ながら生きた古細菌を捕らえることは出来ませんでしたが、古細菌の遺伝子の痕跡らしきものを採取しました。また、レア・メタルが豊富に含まれていることも確認しました。今後、ボーリング資料を精査し検証するとのことです。また、再度ボーリング調査を行う計画もあるとのことですので、結果が楽しみです。

この調査、日本人科学者をキャップとして世界各国から若い研究者が大勢参加しています。生命誕生の謎を解くかもしれない、こんな調査を日本主体でしているなんて知りませんでした。そして、生命誕生が深海熱水層であることが有力であることも知りませんでした。ボクにとってとっても興味のある事柄が、ボクのアンテナに引っかかってこなかった事実に愕然としています。

生命の起源にはもう一説、有力なものがあります。(ありました?)
隕石説です。隕石の中には高分子有機物(例えば、アミノ酸など)が含まれていることがままあるのです。生物が確認されたことはありませんが、宇宙には生物を供給する天体がありそこから隕石により細菌が運ばれ、古代海洋で繁殖したという説です。また、隕石中に含まれるアミノ酸が地球に衝突するショックで生命に変わったと唱える学者もいます。
38億年前の地層から古細菌の化石の痕跡が見つかっていることを根拠にしています。古代海洋が出来てたった2億年で、これほど進化した古細菌が出来るわけがない、それなりに進化した古細菌が地球外から来たとしか思えないと説得力を持って語られます。

とっても難解なものだから、神のせいにしたり、隕石がもたらした事にしたりと、安直に考えていたようです。
先日のTV番組が正しいとすると、生命なんて人の手でそう面倒もなく出来てしまう事になります。
遺伝子操作どころではありません。
いまのヒトは生命を創り出してはいけません。
創り出したら、どうせろくでもない使い方を考えてしまいます。
しかし・・・生命誕生の謎が解かれるのを楽しみに待っています。
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