50年以上前の学生時代の思い出です。
北海道外から来てる学生と話をしました。
「北海道はドロボーも野蛮で番犬じゃ~役にたたない。番犬の代わりにクマを飼っているところがある。ボクの実家ではそうしてる。」ってボクは冗談で彼に言ったんです。
その後1ヶ月くらいしてからでしょうか、彼が夏休みにボクの実家を訪ねて来たんです。
そして聞くんです。「ねぇ、番犬代わりのクマ、どこにいるの?」って。
ボクは前に冗談で言ったつもりのことを本気に捉えられていることに驚き「ごめん、ごめん、冗談だったんだ。」と平謝りをしたもんです。
彼は「変だと思っていた。あの後札幌を見渡しても番犬代わりのクマは見かけなかったもん。」
・・・
50年以上前の、道外の人が北海道に感じる思いが、こんな人が結構いました。未開で野蛮なところだと。
報道で情報が伝わったせいでしょうか、道外の人も北海道ってそれほど未開でも野蛮でもない、って気付くようになっていたんです。
近頃の道内のクマ騒動の報道に接し、道外の人は従前に戻り、北海道はクマだらけ、と思っていることでしょう。