アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#1088 ノーベル賞

2012年10月14日 | 教育・文化・芸術・スポーツ
今年のノーベル賞受賞者の発表が終わりました。
日本からは、医学生理学賞に山中伸弥さんが選ばれました。
山中さん同様受賞が期待された村上春樹さんは、残念なことに受賞できませんでした。
でも、山中さんの受賞はすばらしいことです。
その直後、森口某なる者が現れてせっかくの受賞に水を差しましたが、山中さんの業績に傷の付くものではありません。
世の中にはいろいろな人がいるものですが、森口某のホラはノーベル賞がふさわしいほどの壮大なホラでした。

山中さんの受賞をめぐり、中国や韓国で日本に対する羨望の報道がなされているということです。
中国は文学賞受賞で面目を少し保ちましたが、両国とも基礎研究に遅れをとっていることに苛立ちを隠せません。
例えば、家電部門なんかでとっくに日本を凌駕しているのに、基礎部分で太刀打ちができないといいます。
もっとその部分にお金をかけなければ世界に遅れをとると、手厳しい論調が見られるそうです。

日本だって基礎研究の部分はないがしろにされていました。
優秀な科学者が、お金があり高度の設備を持つアメリカへ渡ってしまうのを懸念されていました。
今も、日本の基礎研究に投じるお金はアメリカに比べ微々たるものなのです。
2,3年前、そのことを山中さんが声を大にして訴えているのを覚えています。(実態に変わりありませんが、今回の受賞で山中さんは国の支援に感謝の言葉を述べ殊勝なところを見せています。)

今回の受賞を踏まえ、少しだけ研究費を増額することのようですので期待していますが、若い優秀な頭脳の海外流出は止まりそうにありません。
国は役に立つところにお金を投じねばなりません。
とにかく、山中さんの受賞を心から喜んでいます。
この記事についてブログを書く
« #1087 最後の電話 | トップ | #1089 液晶パネル »

教育・文化・芸術・スポーツ」カテゴリの最新記事