こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

介護施設での事故・・・入所者や家族が泣き寝入りをしないように

2019-11-28 16:24:24 | 大阪府政問題
昨日と今日の2日にわたって高石から岬まで8市4町の共産党議員団が大阪府と市民要望で交渉。

2日目の今日、参加しました。

介護施設での事故への対応について要望しました。


5月の連休のあと、特別養護老人ホームに入所していた母親が転倒、骨折した息子さんからの相談がありました。


その時のことは5月6日のブログに書いています。


事故後の対応に不満や疑問をたくさん抱えておられました。

一度は私も、施設に同行させていただきました。


一番の要望は「どういう状況で事故がおきたのか、納得のいく説明をして欲しい」ということでした。


家族としては最低限の要望です。

府の条例にも、「施設の過失の有無に関わらず、家族への連絡、報告を速やかに・・」とあります。


ところが施設の対応は「これまで、こういうことを言ってきたのはオタクが初めて」「みなさん、理解してくれた」と言うものでした。

特養待機者がたくさんいるなかで、やっと入れた施設に「いやなら他へどうぞ」と言われたら困るので、言いたいことがあって言えないのではないだろうか?と思いました。


今日のやり取りでわかったのは、大阪府が所管する介護施設でありながら、そこで起きている事故の全体について府は実態の把握をしていないということでした。

介護事故が起こったとき、「事業者は家族と保険者である市町村に報告」「特に重大な事故は府にも報告」ということになっています。

「重大かどうか」を判断するのは、事業者ですからほとんど、大阪府に報告もあがらない。


「府に報告されたのは、2018年の年間を通じて88件」。それ以外、市町村に報告された数も把握していない。

私のところに相談があった方は、大阪府にも自ら足を運びましたが、「府は死亡事故のような重大な事故だけを取り扱う」と言われたと言います。



市町村にも報告されない事故も少なくないことが推測されます。

府が定めた「取り扱い」の趣旨が生かされるよう、責任をもった対応を要望しました。




府庁の玄関を出て正面の大阪城。紅葉がきれいでした。
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