こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

図書館とまちづくり

2019-11-02 19:08:23 | 図書館問題
「泉大津まちまるごとフィールドワーク発表会」に参加した。

駅前に移転をめざす図書館の基本設計・実施設計を担う設計者から、アルザ4階の全フロアを使って作る図書館のイメージが模型で示される。



1テーブル5~6人のグループで、自己紹介もしながら図書館と街づくりへの想いを語り合う。



「泉大津ならでは」の風景を見つけて街を歩いた写真付きの「調査票」が壁に貼られ、壮観。

休憩時間に一枚一枚、着眼点のユニークなことに感心する。

フィールドワークに参加した学生さんの発表もそれぞれに楽しく、特に「泉大津が好きになった」という言葉は嬉しかった。


それにしても最初の市長のビデオ・メッセージで「今の図書館の本は9万冊・・・と言われているが、実は7万冊。駅前図書館には16万冊置ける」という言葉に、思わず「聴き間違い?」と思った。

家に帰って11月号の「広報いずみおおつ」を見ると、聞き間違いではないようだ。




「・・・めざしているよ!」という上手な(?)言い方ではあるが、今の図書館の面積は2倍になって(それは事実)「本も2倍に」と、これを読めば思う。


「基本設計」の元となる今年3月策定の「図書館構想」の「第3章 第1節 泉大津市立図書館の現状」(8ページ)によればは2017年度の蔵書数は
242,904冊。

そのうち96,636冊が開架冊数。

そして、そのあとに「望ましい蔵書冊数、開架図書冊数」として泉大津の人口規模では358,378冊という数字を掲げている。


「今の2倍」とは、開架図書の冊数だけを示しているのかもしれないが、市長のコメントにも「広報」の紙面にも、その注釈はない。

図書館の機能は、何といっても「資料の収集、保管、提供」だ。

「広報」は「新しい図書館」の特徴、そして「なぜ駅前か」について2ページを使って掲載している。

新たな機能は結構だが、図書館が図書館であるための基本について、「本の数は2倍」というのは誇大広告ではないか?
コメント
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