こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

「大阪に万博誘致」の決議・・・賛成多数で採択

2017-06-30 23:53:44 | 市政&議会報告
市議会最終日。農業委員会委員の選任など、人事案件のあと、「請願」上程。


昨日も書きましたが「万博誘致」に関する決議採択を求める請願。



「大阪にカジノはいらない」が府民の多数の声。世論調査でも明らかです。そのことについて質問しましたが紹介議員は「決議案にカジノとは書いていない。」というだけでした。


「地震・津波に対してきわめて脆弱な人工島・夢洲に半年間にわたって数千人の集客をする無謀」についても質問しましたが、紹介議員は「決議に夢洲とは書いていない」。


「決議」に書いてなくても、万博に手をあげるにあたって「カジノ」に一言も触れていなくても、今、大阪府・市がやっていることは、「夢洲でカジノとセットの万博」。


今、万博誘致の「決議」をあげることは、大阪府が進めていることを後押しすること以外の何物でもありません。


請願された市民の方はきっと「純粋に万博で大阪・関西の活性化を」と期待しておられるのだろうと思います。


しかし、現実に今、起きている事実の中で議会としての意見表明の影響を考えずにただただ、一般論として「万博は悪くない」だけでは、議会としての見識が問われます。



日本共産党を代表して森下議員が反対討論を行いました。詳細は森下議員のブログを参照してください。

反対は日本共産党の二人、市民トライネットのお二人。4人以外は賛成で「賛成多数」で「請願」は採択されました。


こうして市議会の多数で「決議」をあげ、あたかも「府民の世論」のようなムード、形をつくっていくことがいいのだろうか???


議会がそういう役割を果たすことがいいのだろうか???


府民の中に少なからぬ、疑問、不安、懸念、反対の声がある中で、もっと慎重な審議をするべきなのではないだろうか????・・


少なくとも「二元代表制の一翼を担う議会の役割」を胸張って語り、「議会改革」を提唱すると言うのなら。
コメント
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