こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

子どもたちのSOSを受け止めるアンテナ、「安心の居場所」を地域に

2015-05-31 22:57:49 | 社会保障
大阪市内で開催された「第3回近畿社会保障学校」に参加しました。

テーマは「子どもの貧困に向き合い地域でできることを考えよう」


昼食休憩をはさんで、ふたつの記念講演。

「医療と子どもの貧困」  佛教大学社会福祉学部教授で小児科医の武内 一さん。

虐待、発達障害への支援に続いて、「子どもの貧困」がようやくクローズアップされてきたこと。そのきっかけを作った「子どもの無保険問題」を取り上げた大阪社保協の調査と告発。「子どもの貧困」をめぐる状況について国際比較の資料も示してお話いただいた。

「シングルマザーと子どもたちの現状と、いま必要な支援について」 大阪子どもの貧困アクショングループCPAO代表の徳丸ゆき子さん

一人ひとりの人生と向き合い、親と子の「居場所」を作る活動の取り組みのエネルギーに圧倒される思いで聴きました。


地域での取り組みの報告が3つ。

滋賀県で地域の診療所のホールで「夏休みの宿題いっしょにやろう会」

羽曳野の子ども食堂 「チルサポ」の活動。

京都府の「子どもの貧困対策」大綱具体化の取り組み


そして最後は、参加者が小グループに分かれてワークショップ。「地域でできることを考えよう」


和歌山、奈良、大阪と地域も仕事も活動の場も違う初対面のメンバーで自己紹介の中で互いの問題意識や悩みを交流しながら「今、何から始めるか」を考えました。



これまで私を訪ねて相談にきてくれた若いお母さんの傍らにいた子どもたちの顔が浮かびます。


おなかいっぱい食べて、お風呂に入って、安心して眠る。

そんな暮らしが、きょうも、明日も、約束されていること。


嬉しかったこと、悔しかったこと、びっくりしたこと・・・聞いてくれる誰かがそばにいること。


そんな「あたりまえ」が奪われた子どもたちのSOSを受け止めるアンテナを地域に。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする