こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

「命のバトン」を手渡すために・・・第24回泉大津平和展

2011-08-07 08:43:46 | 活動報告
昨日は、「泉大津平和展」が泉大津市民会館小ホールであり参加しました。

実行委員会を代表しての堀よし子さんの挨拶ににもありましたが「開催の時期はいろいろ変わっても、24年間、毎年開催されてきた」平和を願う市民の集いです。
実行委員会は教職員組合、母親連絡会、いずみ市民生協、生活と健康を守る会、新婦人、年金者組合の6団体。
目的も性格も違う団体が「平和」の一点でひとつになって作り上げるイベントは、毎年、いろんなテーマで開催していますが、今年は「原発」。

「原発Q&A」と題して、泉大津在住、近畿大学教授の青山政利先生の講演で学びました。
「原子力の平和利用」「安全でクリーンなエネルギー」をうたい文句に、地震列島日本は、54基の原発に囲まれてしまった。それが、安全でもクリーンでもないことを、あまりにも大きな犠牲の上に私たちは知ることになりました。

講演後、「福島原発の事故の収束の見通しは?」の参加者の質問に対する青山の先生の回答はきっぱり「ありません」。
だからこそ「原発ゼロを選択し、その道を進むしかない」のだと、そのことをみんなの共通の思いに広げていかなければ。

青山先生は「再生可能エネルギー=自然エネルギー」の可能性についてもひとつひとつ丁寧にふれ、何よりも「社会発展のためには経済成長が必要」という価値観を転換し、「競争」ではなく「みーなで生きていく社会をめざそう」と、講演を結ばれました。「みーんな」とは、今、地球上に生命を持つ「みんな」。そして、子どもたち、孫達、その次の世代・・・。

3月11日の震災、そして福島の原発事故。あの日、福島に友達がいる娘はその安否を気遣いながら言いました。「これからヒロシマみたいに、フクシマってカタカナで書くようになるんだろうね。」・・・そのとおりになり美しいみどりの福島、私たちにおいしいお米や果物を届けてくれた福島が、放射能に汚された「世界のフクシマ」に。

原発が続く限り、莫大な「死の灰」がつくられ、たまる。それを安全に処理するどころか、安全に閉じ込めることさえできないことを、フクシマが私たちに教えました。
そこから目をそむけることなく、しっかりと学ぶ責任が、私たちにはあるのだと、あらためて思った8月6日でした。




コメント (3)
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