Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

成仏寺(2017年2月19日参拝)

2017年03月10日 | 玉川八十八ヶ所霊場
熊野神社から歩いて200メートルほどの場所にあるのが、
その名もズバリ成仏寺。

このお寺に参拝すれば成仏は確実かな?(笑)


所在地:神奈川県横浜市神奈川区神奈川本町10-10
宗派:浄土宗
御本尊:阿弥陀如来坐像
創建:永仁年間
開基:心地覚心



【縁起】


永仁年間、心地覚心(法灯円明国師)が開基して深厚山と称し、
真言宗・仏心宗(禅宗)・律宗・浄土宗の四宗を兼ねた(四宗兼学)が、
応永年間、後小松天皇が師岡熊野神社を勅願所に定め、
師岡保内12ヶ郷神領寄進の宣旨を下したことから、
同地域の寺院12ヶ寺を社務に定め、
当寺をその随一に置き後小松院の院号を賜ったという。

天正18年(1590)豊臣秀吉が門前に保内12郷の禁制を出した。
また、慶長年間には徳川家康から10石の朱印地と3町歩の境内地の寄進を受けた。

元和9年(1623)徳川家光の命により四宗兼学から浄土宗のみに改め、
知恩院の直末となり、浄土宗改宗の初祖は本譽呑無(万行)上人である。

寛永7年(1630)に徳川家光の上洛の際の宿泊所神奈川御殿が境内に造営された為、
代替地として与えられた現在地に移転、塔頭6坊を持つ大寺となり栄えた。
その後、本堂は享保2年(1717)に闡譽霊察によって再建された。
塔頭は宝永4年(1707年)までに4坊が、明治元年(1868年)に残る2坊が廃絶。
境内の鎮守熊野神社は同年の神仏判然令により分離した。

当寺の現在地である神奈川にあった神奈川宿は日米和親条約締結の舞台であり、
下田(現在の横浜港)開港の際に本堂が外国人宣教師の宿舎となった。

当時滞在した著名人にヘボン式ローマ字の創始者ジェームス・カーティス・ヘボン博士、
宣教師のブラウンやバラー、後に日本滞在記を遺したフランシス・ホールなどがいる。


【石柱】



【寺号標】


山門はありません。


【本堂】




本堂と墓地だけのお寺ですね。

しかも御本尊を見ることも出来ませんでした。
残念です。


【御朱印】


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