The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

サンテミリオンの白をどう考えればいいのか?

2007-09-18 21:11:48 | ワイン
驚異的なモンラッシェや、華やかで壮麗なクリュッグのメニルもそうですが、
世界最高の白ワインの一つにオー・ブリオンの白を入れるべきでしょう。

これは、あくまでも私見ですが、特に熟成の要素を加えた場合、
オー・ブリオン・ブランは、この世の物とは思えない程の豊満さと、
異常なまでの噛み応え、更にはその香りの複雑性を惜しみなく見せつけてくれます。

ソーヴィニオン・ブランと言う品種特性を考えれば、
ロワールのそれとは全く違う個性が際立ちます。

もちろん、セミヨンの要素も考えねばなりませんが、
この重さ、複雑性、そしてひとたび熟成のカーブに乗った時の、
薫香、蜂蜜、タールのニュアンスなど、この場所のみの個性に何時も驚かされます。

さてそれでは、先日の『オテル・・・』で飲みました、
サンテミリオンの2種の白ワインはどうでしょう?

シャトー・モンブスケとシャトー・テシエ!
濃厚さと余韻、更には先の長さでモンブスケに軍配が上がりますが、
右岸の白の個性は同じくくりに入る物と思われます。

これらの右岸の白は、ペサック・レオニャンの優良白(すなわちオー・ブリオン・ブランなど・・・)とどう違うのでしょうか?

それは明らかに右岸は外向的で親しみ易い、
そして熟成の高原部は比較的近くにあると言う事・・・
特にモンブスケの享楽性とデカダンスは悦楽のラヴィリンスに引き込まれそうな吸引力!
こんなに楽しんじゃってイイの?と自己嫌悪に陥るほどの桃源郷に誘われます。

眉間にしわ寄せオー・ブリオン、ノリノリでモンブスケって所でしょうか?
違うかな~~??

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