The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2000 シャトー・コス・デストゥルネル サンテステフ

 | ワイン
こんな本格的なボルドー左岸をご相伴できたのも久しぶりだ。

昔漏れ聞いた少しばかりのネタをお披露目させてもらえば、かのラフィットを見下ろす丘のテッペンのパゴダがそのシャトーとのこと。
すなわちポイヤックの最高のレジョンに接するサンテステフなのだ。



しかしながら、このシャトーはその隣人とはチト違う。
その香りはインキーで、燻したハーブや焦がしたビーフステークのニュアンスがある。
そして黒スグリにブラックチェリーのアロマがあって、プロヴァンスのオリーヴの濃密なアクセントも感じるのだ。

果実は汁気が多く、肉付きがよく、端的に言えばこってり系♪

始め篭った香りが霧散するまでは、オヨヨな感じもあったけれど、30分ほどの待ちでコスの姿を見せてくれた。
記念碑的2000年にググッと凝縮して、タスカンを思わせるコスだったけれど、これも一興!

最後はボルドーの練れた果実を口いっぱいにほうばって気持ちよかった!
ありがとう!
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パパジイ、年忘れオールブラインド大会も乙なもの♪

 | ワイン
いつもは、なんだかんだ言いながらもテーマがあって、結構テーマはずれも多いけれど、大本のところはその流れのワインが集まるわけだ。
そしてタケちゃんが持参するワインだけは目隠しで登場するというパターンなんですわ。

いつもはそんなパパジイですが、前回ダレの発声か分らなかったけれど、ブラインドにしよう!との声が上がり、今回オールブラインドでのワイン会となったのだ。

で、まずは集まったワインを見て欲しいのだが、まあビックリしたし驚いた!前半の2本のブルピノは僅かにかぶったけれど、あとのワインは全て毛色の違ったものばかり。
なんとも納得の行く面白い流れが出来上がったのですよ!





ということで、まずはご覧あれ↓

わざわざブラインドにしなくとも、人を呼べそうなワインが数本あったけれど、それが大胆にも登場するのもパパジイなのだ。
そして、ナゼか何時もより皆さんがはしゃいでいたように感ぜられたのは、ワタクシだけだろうか?

まあともかく、面白かったのでショウガナイ、新年もコレで行こうと誰かが言って、そう決まったのだ。
ブラインドはワインヒートの琴線をくすぐる何かがある、ということなのだろう。(笑)

で、個別のコメントは後ほど、ということでまた・・・
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2014 ノラ・ブラン 農楽蔵

 | ワイン
最近『今飲むべき日本ワイン』という雑誌が出たけれど、なにしろこのワインこそ、その表紙を飾ったワインだ。
右肩上がりの日本ワインの中でも、特にも注目され、手に入れにくいワインのうちの一本と言ってもいいだろう。



北海道は函館の造り手、佐々木賢さん、渡辺佳津子さんご夫妻によるもので、ノラ・ブランはシャルドネ100%。
シャルドネは北海道乙部町産の葡萄と北斗市自社の葡萄を合わせて使用とのこと。

除梗せずプレスし漬け込み、野生酵母にて自然発酵、そのまま樽で熟成し、優しく濁りのないように重力で澱引きをして、酸化やボトリングショックを極力抑えるために、一本一本細いホースで手詰めをし、必要最小限の亜硫酸しか加えず、何も引かない何も足さない、いわばナチュールの造りなのだ。

飲んでみて感じる事は、シャルドネとは思えないほどのアロマティックな香り立ち、ノーブルな樽やミネラル、パインに白桃にアプリコット、モカやキルシュのニュアンスも見つけられる。
そして味わいはエキスと果実と酸味のバランスが見事で、パーフェクトな食中酒、和の食材とぜひ楽しみたいワインといえるだろう。

その日はとある記念日で、和食屋に持ち込んだけれど、とくにも豚かく煮、ブリ焼きと絶妙の相性を見せてくれた。




毎日でも飲みたいワインだけれど、手元の在庫は手薄になるばかり・・・
デモ飲みたいの繰り返しで、悶絶ものの一本なのだ。

造られたワインには罪はないけれど、なにしろ困ったワインではある!(笑)
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2014 ブルゴーニュ ロマンヌ サン ルノー・ボワイエ

 | ワイン
無ろ過、無清澄、亜硫酸無添加で、もちろん畑はビオロジック!
ブルゴーニュのナチュールの新星と言われるルノー・ボワイエをジックリ飲んでみた。





このワイン、わけありで本来はサン・ロマンだったワインだけれど、ブルゴーニュとしてリリースされたと言う。
でもでもACとしては、それなりのお値段で、アペラシオンを格下げは分るけど、お値段はサン・ロマンなので、なんか狸に化かされた心境だ。

しかしながらこのナチュールは好みのタイプ!
最初はさすがに硫黄系のトップに辟易したが、小一時間も待てば、マッタリとした果実感に、ユルリとしたお出汁感と相まって、結局お前とはオーケー!なのだ。
味わいにはナチュールの地場感ありのシミジミとした底味にウットリ♪

本来この手のブルピノは料理があってこそなのだけれど、このワインだけにジックリと耽溺するのも良いと思うのだ!
このACはエエと思う・・・
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1978 クロ・デ・ジャコバン サンテミリオン・グランクリュ・クラッセ

 | ワイン
とりあえず78年もののサンテミリオンをシャンとした状態で飲めることはまずはないだろう。
ましてここのシャトーのこの時代のものがどうであったか?もかなりモンダイだし、実際78年までは遡れないけれど、90年代のここのシャトーはかなり難しかったのだ。



で、今回Tちゃんがコレを抱えて馳せ参じてくれたけれど、かなり状態もよろしく、見事な熟成ぶりだった。
柔らかく言えば、メルロ、フラン系の熟成のイイ部分を見ることが出来たのだ。
しかもこのシャトーでは実にフランが効いていて、果実を引き締め、ぼやけた感じは微塵もない。

そこへ、本格的な右岸のこなれた香りが立ち上がり、まるでアジアの市場や、敦煌のキャラヴァンサライに迷い込んだようだ。
クロ・デ・ジャコバンもこうなるか?という変貌振りで、気持ちよかった♪

右岸の35年以上の熟成期間のものは、アル意味冒険だけれど、練れたメルロの行く着く先を見届けるのも、ワインヒートの性!
止められんでしょう!(笑)
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2011 マルサネ ランセストラル シルヴァン・パタイユ

 | ワイン
今年になって、06’に続いて11’を今回開けた。
それだけここのマルサネに対する思いは強く、また飲みたくなるのだ。
ランセストラルという特別なキュベだけど、いわゆるマルサネということには違いは無い。
されど若くして立ち上げた新興ドメーヌの当主シルヴァン・パタイユの妙技に惚れた。
マルサネだけれどただモンのマルサネではない!(キッパリ)



クロ・デュ・ロワ、レ・ウズロワ、クレメンジェの3つの畑の65~80年の超ヴィエ・ヴィーニュからの葡萄とのことだ。
畑は2008年からビオディナミを行ない、醸造では野生酵母、全房発酵、新樽100%で24ヶ月の熟成、清澄せず、軽くろ過を行うという流れとのこと。
そしてスバラシイワインが出来たのだ。

スミレのエッセンス、ショコラ、カシスにブラックベリーとくる、そこにアジアンなスパイスとドライハーヴにナッティーなニュアンスを感じたのはワタクシだけだろうか?
果実は細マッチョで、エレガンスとゴージャスが同居している。
ともすれば抑揚少なめなニュアンスだけれど、エキスが裏打ちする底のブブンに妖しげなブブンもある。
アル意味エロスでもあり、それこそ寡黙でシリアスでもあるのだ。

マルサネだよ、マルサネ・・・
アペラシオンを超越した造りは、やはりここでもあの手法なのだ!
ともかく惚れてしまってゴメン。

また別な機会に飲むと思う、では・・・
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2013 クエルチョーレ カ・デ・ノーチ エミリア・ロマーニャ

 | ワイン
白の微発泡、でもとても白とは思えません!(笑)
最近、醸しでこんな色付くワイン多くなりましたよね。



この微発泡はエミリア・ロマーニャの地場品種スペルゴラ100%で造られている。
自然発酵、ノンフィルトレ、亜硫酸無添加、もちろん畑も自然農法に転換して、ずいぶんたつとのことだ。
このワインを蕪とベーコンのアーリオ・オーリオに合わせて出した。



もちろんアッビナメントなのだけど、特にもこのワインのタンニンの部分が、まるで醸した甲州のそれに似ていて和のテイストにも合う事間違いなし!
だからパスタも塩系の和のテイストで押したのだ。
こんな食でのシアワセは、そんなにあるものでもなく、実に気持ちが良い。
懐にも気持ちの良い『カ・デ・ノーチ』押さえるべきだと思う♪
イイですよ(笑)
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ブルージュの会、2本の白ワイン

 | ワイン
まずは何が登場したかを最初にあきらかにしよう。

2004 シュヴァリエ・モンラッシェ ドメーヌ・ルフレーヴ

2004 オークセイ・デュレス ドメーヌ・ドーヴネ







この2本が出されて、しかもブラインドで、そしてなんとルフレーヴのシュヴァリエが先に登場したのだ。
思うに、恐らくこれは主宰の期待通りだったのだろうけれども、出されてすぐはドーヴネのオークセイ・デュレスの香り、果実の濃密さ、甘さ、奥行きにシュヴァリエは圧倒されていたのだ。

ヴィンテージは2004年、11年の熟成期間で、ブルゴーニュの白はそこそこの出来だと思う。
そして造り手はどちらにしても稀代の白ワインの名手といえるだろう。

一方はピリニーの最高のグランクリュであり、もう一方は並みと言っては申し訳ないが村名のワインである。
ワインの格から考えれば先にシュヴァリエが登場するのは、どうかと思うけれど、ドーヴネにかかってはこうなのだから、これでいいのだ。

ここで主宰はこの2本のうちどちらが好みか?と聞いた。
ワタクシは即座に先の方と言ったが、正直なハナシ、後はドーヴネの造りは類推もしたけれど、ひょっとしてもっと上のクラスもあるのか?とも思っていた。
それだけこのオークセイ・デュレスは衝撃的であり、魅惑的だったのだ。

ただし小一時間引っ張った結果、やはりシュヴァリエのフィネス、いわゆるグランクリュにのみ見られるエレガンスと調和を感じ、やはり最後はこのワインということだった。

それにしても、アペラシオンの格のこれだけの違いを、たといワインが開く前とはいえ、いとも簡単に超越してしまうドーヴネこそ恐るべし!と言うことだけは偽らざる気持ちだ。
おそらく主宰のチャレンジに拍手を送りたい気持ちになったのは、ワタクシだけではないのだろうと思う。

げにもワインとは恐ろしい飲み物なのである!
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ブルージュの会、ラトゥール祭り♪

 | ワイン
おそらくメドックのビッグ4の中で、一番飲む機会が少なかったワインはと言えば『シャトー・ラトゥール』だったと思う。
それでも、あの二丁目飯店のワイン会の時代に、こんなこともあった。
実はそのラトゥールの垂直13ヴィンテージの会(80’~92’)を企てたのだ。
で、そのワイン会が、一水会スペシャルの始まりで、それをきっかけにロマコンをあれだけ飲めたのだから、決してその時のことを忘れてはいけないのだ。(笑)

今回、ブルージュの会で久しぶりにラトゥールを存分に楽しめた。



オールブラインドだったけど、最初に03’のラトゥールが登場して、そのあとは?となったのだが、続いたワインは、90’マグナム、そしてなんと当方のヴィンテージワインの53’が登場した。

驚くべきは、一本目の03’から、90’53’まで、その造りは聞くだけ野暮なくらい一貫していたこと。
ここでは、もちろん53’のラトゥールについて触れるが、最初に飲んだのは当方40歳のプティ歳祝いでのことだった。
思い出してみると、実はその時にメドックのビッグ4の53’を全て飲むという離れ業をやったのだが、ラトゥールが一番厳格で、骨格堅固、正に鎧をかぶった状態だったのだ。

今回それから23年の歳月が過ぎ、こうしてまたご相伴に預かったのだけれど、メドックのグランクリュクラッセのシリアスな香りといい、研ぎ澄まされた、そしてアル意味削ぎ落とされた、見事な酒躯といい、正しく完全に昇華されたボルドーの醍醐味を味わうことが出来たのだ。

細かいことは言うまい、されどこれだけは言える。
ラトゥールとは最も偉大で、見事なまでに心地の良いクラレットだ!と言うことだ!
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2015 コトー・シャンプノワ ブラン アンリ・ジロー

 | ワイン
またしてもカレがやってくれたのですわ・・・
千円を切るメヒコの泡を持って来て、ドヤ顔をしていたカレが。
何ともスバラシイ代物を携えて、登場してくれたのですよ。



アイ村にてグランクリュのピノ・ノワールのみ扱う稀有なレコルタン・マニュピュランの『アンリ・ジロー』♪
そのドメーヌがシャルドネ100%で造り上げたスティル・ワインがこのワインなんですね。

輝く黄金色の液体は、甘く果実を語らせ、ミネラルの恩恵を一身にうけつつも、ゴージャスな蜂蜜様のニュアンスをも気付かせるのだ。
液体は壮麗な酸味に支えられており、エキスが濃密にそれを裏打ちする。

ともすれば、ラヴノーのヴァルミュールなどを連想させるも、最後の余韻がシャブリ以外の何物かを予見させるのだ!
スタイリッシュに研ぎ澄まされて、ゴージャスに花開く白い液体!
お見事以外の言葉をワタクシは見つけれないのだ。
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