もちろんこの日のトリを取ったのはこのワインなのだろう。
もう『ガヤ』という名を耳にしなくなってから、何年の月日が流れただろうか?
インスタントで開けポンの横行する昨今のワイン業界で、この手の本格的に凝縮してオートクチュールなイタリアワインを飲む機会は随分と減った。
さりとてジブンも日常は前者のワインが多く、まさしくその通りなのだけれど、それでもこんな機会には特別枠のこういうワインに登場して欲しいのだ。
『スペルス』なんともオヨヨな名前だけれど、これこそガヤ家のバローロなのだ。
ご存知の通り98年には、世評なぞされかまないでDOCはランゲで出されたけれど、それは質を落としたのではない。
サン・ロレンツォやソリ・ティルディンなどと同じ塩梅で、質を高める為の格下げなのだ。
まあ能書きはここまでとして、実際飲んでみて思うのは、このワインこそ出展者の特別待遇で大事にここまで熟成したのだろうということ。
それは開けたての鼻をくすぐるミネラル感やら濃密ネッビオーロ特有のマオタイの香り、そしてステアーして立ち昇る濃密なブラックチェリーのキルシュの香りが証明する。
果実はフルボディでバローロでも究極のストロングスタイル、濃密でリッチ、しかしながらバリックの恩恵で飲み口もほどほどなのだ。
このワインを飲んでいると、あの本町二丁目を思い出すのはワタクシだけだろうか?
ワインの色合いは向こうが見えないほど黒系だけど、ココロはセピア色に染まるのだ。
もう『ガヤ』という名を耳にしなくなってから、何年の月日が流れただろうか?
インスタントで開けポンの横行する昨今のワイン業界で、この手の本格的に凝縮してオートクチュールなイタリアワインを飲む機会は随分と減った。
さりとてジブンも日常は前者のワインが多く、まさしくその通りなのだけれど、それでもこんな機会には特別枠のこういうワインに登場して欲しいのだ。
『スペルス』なんともオヨヨな名前だけれど、これこそガヤ家のバローロなのだ。
ご存知の通り98年には、世評なぞされかまないでDOCはランゲで出されたけれど、それは質を落としたのではない。
サン・ロレンツォやソリ・ティルディンなどと同じ塩梅で、質を高める為の格下げなのだ。
まあ能書きはここまでとして、実際飲んでみて思うのは、このワインこそ出展者の特別待遇で大事にここまで熟成したのだろうということ。
それは開けたての鼻をくすぐるミネラル感やら濃密ネッビオーロ特有のマオタイの香り、そしてステアーして立ち昇る濃密なブラックチェリーのキルシュの香りが証明する。
果実はフルボディでバローロでも究極のストロングスタイル、濃密でリッチ、しかしながらバリックの恩恵で飲み口もほどほどなのだ。
このワインを飲んでいると、あの本町二丁目を思い出すのはワタクシだけだろうか?
ワインの色合いは向こうが見えないほど黒系だけど、ココロはセピア色に染まるのだ。