The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

1995 ムルソー・ルージュ クロ・ド・マズレー ジャック・プリュール

 | ワイン
出展者のタケちゃんは、このワインをまるで厄介者を紹介するかのように出した。
確かに珍品ではあるけれど、飲んでみるとまさに正統なワインで、しかも熟成の高原部に差し掛かるところの、実に旨いワインだった!

ジャック・プリュールの単独所有の『クロ・ド・マズレー』は、シトー派の修道士によって作られて、古くから赤と白両方のワインが生産されている。
赤白のワインが同じクロで生産されると言うリューディーは他にあるのだろうか?
さすがにこの場所での赤ワインは白ワインの10%ほどで、生産量は数千本、日本には5ケースほどが輸入されているとのことだ。
だからその稀有なワインの、しかも1995年物が出てくること自体まず在り得ないことなのだ。



で、飲んでみて最初の思ったことは、タイトで、ミネラリーで、適切な酸味があり、好ましげな熟成香を楽しめるワインであるということ。
そうすると色合い薄めの、マフォガニーの要素もあるゆえ、90年代半ばと思っていて、それはフツーに当たった。
次にやはり酸味の下支えの確かな感じが印象に止まり、これは恐らくジュブシャンのプルミエ古酒、しかもクラシックな造りの中堅どころと踏んだ。
周りの皆もそう思ていたところ、出展者の速攻の種あかしで、流石に今回はビックリしたようだった。

ええ・・・ムルソー?

でも良く考えてみれば、ムルソーの粘土石灰岩質のリューディーではこのミネラル感と酸味もうなずける。
一方ではモノポールでしかも村名というのにはオドロキを禁じえなかった。
ジュブシャンのレベルがムルソーの上を行くとまでは言わないが、軽くプルミエはあると踏んだ見事な酒躯は、ムルソー・ルージュ恐るべしの警鐘を鳴らしたのだ。

飲めばゼッタイ外さないワインを飲んで、ああやっぱり素晴らしいと喜んだ時代もあったよね。
でも何それって、厄介者だと思っていたワインが、上手く化けてへ~~と感心する、そんなヨロコビが最近富に楽しみになってきたようなんだ。

やはりワインのパパジイになったって言うことなのかな?
へへへ・・・
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