２０１４ Bow! 赤 ドメーヌ・オヤマダ

敢えて説明は要らないでしょう、小山田幸紀氏のファースト・ヴィンテージの赤ワイン。
『Bow!』とはお辞儀という意味だが、お辞儀の方向は、そのテロワールに対してなのか、そのワインに対してなのか・・・

山梨市西字南萱刈のカベルネ・フラン棚仕立てと山梨市上神内川東原のマスカット・ベリーA棚仕立てを使用。
氏はルミエールに勤める傍ら、２００４年から自分の畑を管理し、早速ビオディナミをスタートさせている。
さまざまな苦労に見舞われたが、今でも創意工夫をし、その農法をを続けているとのことだ・・・

さてその葡萄を使って、満を持して出来た最初の作品がこのワインだ！





このワイン、コスパに優れているが、何せ本数が極めて少ない。
こうゆうワインこそ、世の中に多く出回って欲しいものだが、欲しいワインが品薄なのも、ニッポンワインの厳しい現状なのだ。

いろいろこのワインに対する評価やコメントを眼にするけれど、ワタクシとすれば、まだまだバサロ状態なのだろう！
このワインの真価を発揮するのは、数年先と見た！

それでも、香りの品格、味わいの緻密さ、キメの細かさは一級品だ。
今はベリーAの香気に支配されているけれど、フランのニュアンスがこの先登場するだろう♪

その時、その瞬間に、このワインが残っていることを願うばかりだ。
次にここの洗馬を開けるつもり♪
期待は高まるばかりなのだ！