The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2013 クリサワブラン ナカザワ・ヴィンヤード 北海道岩見沢市

2015-04-04 05:42:18 | ワイン
このワインは、おそらく最も手に入れにくいニッポンワインの一つだと思う。
今回はいつも懇意にしてくれている、とある酒販店さまからいただくことが出来た。

まあそれを独り占めするのではなく、『第5回 MWSC』で開けたというわけだ。



おそらくはじめの状態は、まだ閉じているのだろう。
それでも、小一時間経過後には、およそニッポンワインではソコソコ経験できない香気が立ち上がってきて、味わいの濃度も変ってきたようだ!

ナカザワヴィンヤードの自社農園産の葡萄を、地元栗沢町の『10Rワイナリー』にて委託醸造を行っている。
セパージュはゲヴルツトラミナー30%、ピノグリ28%、ピノノワール16%、ケルナー15%、シルヴァーナ7%、その他4%とのことだ。
これを自然酵母で混醸し造られる。

これはあくまでもワイン会主宰の特権だけれど、二日目がこのワインの本領発揮!
ライチやら、柑橘やら、バタリーな豪勢な香気が立ち始め、マッタリと濃厚な果実が楽しめるわけだ!
そしてそこには自然な果実の甘みと、北国で丹精こめて造られた葡萄のエキスと壮麗な酸味がある。
実に美しいワインだ・・・

あれば飲みたいが、無いから次の機会を待つのみ!
これが希少ニッポンワインの状況なのだ・・・
飲めるだけ良しとしなければならないのだろう。