■若きライオン ／ 板倉邦雄

2014/8/6放送

　世の光の時間です。いかがお過ごしですか？　板倉邦雄です。

　創世記に出てくるヤコブという人物は預言者のような人ではないでしょうか。息を引き取る前に12人の息子をベッドのそばに呼び寄せて言いました。「いいか、みんな、わしのまわりに集まるんだ。一人ひとりの将来がどうなるか教えよう。まず長男ルベン。長男としてあらゆる点で兄弟の上に立っても良いはずだ。だが実際は海の荒波のような無法者だ。シメオンとレビは似た者同士。乱暴で手がつけられん。彼らは怒りに任せて人を殺した。二人の子孫はイスラエルの各地に散らしてしまおう。実際、レビの子孫は神にお仕えする祭司になり、全国に散らされることになります。神様のそばにお仕えすることによって守られてゆくのでしょうねえ。ユダよ。兄弟たちはお前をたたえる。お前は敵を滅ぼし、兄弟はみなお前に膝まずく。ユダは獲物を平らげ、丸々と太った若きライオンだ。何者も恐れず悠々と寝そべっている。

　この父ヤコブのことばから約900年後、ユダの子孫から南北統一王国を治めるダビデ王が登場するのです。若きダビデ王の前に11人の他の兄弟たちは膝まずくことになります。若きダビデ王の出現で、イスラエル国家において領土的にも経済的にもそして精神的にも最も豊かな時代と言われました。彼ユダは大いに栄え、ろばをぶどうの木につなぎ、服をぶどう酒で洗う。その葉はミルクより白い。どんなに反映したかが分りますねえ。しかし最も私達にとって幸いなことは、このユダの子孫からやがて私たちの救い主イエス・キリストが登場して来ることです。このイエス・キリストこそ、すべての民族がひざまずく王の王です。若きライオン。ライオン・キングでした。私たちの敵である悪魔をも滅ぼしてくれるお方です。そしてこの救い主こそ私たちに豊かな人生と豊かないのちと永遠のいのちをお与えになるのです。永遠のいのちとは今のいのちが続くことではありません。唯一の生ける神と神がお遣わしになったユダ族の子孫イエス・キリストを知ることこそ永遠のいのちを得ることなのです。

　(PBA制作「世の光」2014.8.6放送でのお話より )

***

このサイトは　URL名として
　http://yonohikari.biblica.info　
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

***

東海福音放送協力会へのお問い合せは、
　464-0044　名古屋市千種区自由ケ丘2-10　自由ケ丘キリスト教会内　電話052-762-2196　へ

***