♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■聖徒たちの祈り / 福井 誠

2014年08月14日 | Weblog
2014/8/14放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「聖徒たちの祈り」です。それでは黙示録8章4節から読んでみましょう。

 「香の煙は、聖徒たちの祈りとともに、御使いの手から神の御前に立ち上った。

 先週は7章、天上のイメージが語られました。今週の8章は、再び地上のイメージですね。4章、5章が天上。6章が地上。7章が天上。8章は地上、と天上と地上の二つの領域に読者の目を交互に向けさせます。しかしこれ自体が面白いですねえ。

 やはり私たちは目に見える世界がすべてだと思って生きている者ですし、昨今の政治や世界情勢、環境破壊、テロ、内乱などの出来事を見聞きしながら、この世の中は本当にどうなるんだろうかと不安を抱えながら生きている者ですねえ。

 しかし聖書はこの地上に釘付けになっている私たちの視野に、もう一つ、天上の領域、目に見えない神の世界があることを教えてくれます。不安の中にある私たちに対して心遣いをし、救いと祝福を備えてくださっている神様がおられることを伝えているのですねえ。

 さて、この8章は何やら6章に描かれている侵略、戦争、飢饉、疫病の出来事とよく似ています。黙示録は同じことを、螺旋を描くようにことばを足してくり返し描く特徴があります。

 例えば先週のお話しでは神の国に凱旋した14万4000人の人々のイメージを取り上げましたが、それを更に説明するために白い衣の大群衆のイメージが続けて書かれていたのと同じです。この8章も実は6章で描かれた地上の悲惨な出来事を繰り返しているのですが、ま、あとで聖書を手に取ってぜひ読んでいただきたいと思いますけれども、被害の度合いが強まっていてイメージに書き加えがあることが分ります。

 で、大切なのは、4節。聖徒たちが祈った、祈ったことに応えるかのように災いが起こった、という点ですね。祈ったって何もならないと思っている人々への注意です。目に見える世界がすべてなのではない。目には見えませんが、生きておられる神がいる。だから人の祈りには何らかの結果が生じるということですねえ。空しく書き消される祈りはありません。今日も天地をお造りになった唯一のまことの神に心からの祈りを捧げたいものですね。

(PBA制作「世の光」2014.8.14放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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