♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■呪われるダビデ / 羽鳥頼和

2014年08月30日 | Weblog
2014/8/30放送

 世の光の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。今日は旧約聖書の時代のイスラエルの王ダビデを襲った悲劇からお話しします。

 その悲劇はダビデの息子アブシャロムの謀反によって始まりました。(サムエル記第二 15章参照) 自分の息子に謀反を起こされたダビデはすぐに都のエルサレムから逃げ出します。ダビデは息子とは戦いたくなかったのです。失意の中にあるダビデになおも悲劇が襲います。シムイという男がダビデの所にやってきて呪いのことばを幕したてます。シムイはダビデに向かって石を投げつけて言いました。
 「出て行け、出て行け。血まみれの男、よこしまな者。・・・今、おまえはわざわいに会うのだ。おまえは血まみれの男だから。」(サムエル記第二 16章7-8節)

 ダビデのしもべたちは怒ってシムイを切り殺そうとします。ところがダビデは言いました。
「放っておきなさい。彼に呪わせなさい。このことは神様が彼に命じられたのだから。」(サムエル記第二 16章11節参照)

 ダビデはシムイの罵声を聞きながら、神様に心を向け、自分自身を顧りみたのです。ダビデは心の中で自分の犯した罪を思い出していたのでしょう。

 彼は自分の部下ウリヤをわざと激戦地に送って死なせて彼の妻と結婚していたのです。神様はその時、「ダビデ。お前はウリヤを殺した。だからお前の家から剣は絶える事が無い。」と言われました。ダビデは自分の罪を心から悔いたのです。

 神様に真心から悔い改めるダビデは続けて言いました。
「たぶん、神は私の心をご覧になり、神は、きょうの彼ののろいに代えて、私にしあわせを報いてくださるだろう。」(サムエル記第二 16章12節参照)
 大きな悲劇の中でダビデは神様をしっかり覚えながら自分を見つめました。そして自分の罪を見つめ、それを悔いたのです。ダビデは後にこのように言っています。

 「神へのいけにえは、・・・砕かれた、悔いた心。神よ。あなたは、それをさげすまれません。」 (詩篇 51篇17節)

 神様は真実なお方で、憐れみ深いお方です。新約聖書のヨハネの手紙第一1章9節にこのようにあります。

 「もし、私たちが自分の罪を言い表わすなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。

 明日は日曜日です。真実で憐れみ深い神様に会うためにぜひお近くのキリスト教会にいらしてください。


 (PBA制作「世の光」 2014.8.23放送でのお話より )
 
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