すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

給与に代え難いものか

2013年02月10日 | 市政・市制・市勢

 埼玉県で教員が3月前に退職すると退職金が減らないので駆け込み退職が問題視されている。公務員供与削減を条例で定めたのが埼玉県だけなのでこの事態が埼玉県だけに発生したみたいです。(お金って怖いですね)

 市職員から『岩沼市の給与は高くありません』と震災前におしかりを受けたことがある。2011年1月11日付の拙ブログ「岩沼の職員は高額給与」を読んでのことだった。

 この時点での岩沼市『ラスパイレス指数』は96,4%それが今年は104,5%(全国:918位)になっている。(日経新聞の切り抜きです)国家公務員が給与を下げられたことで指数が高くなりました。<brsrc="http://chime.blog.ocn.ne.jp/blog/images/2013/02/10/photo.jpeg" border="0" />

 『ラスパイレス指数』の説明が遅くなったが、国家公務員の給与を「100」とし、地方自治の公務員給与と比較したものをラスパイレス指数と呼びます。

 叱られた理由はラスパイレス指数だけで判断しているからとのこと。給与は基本給や各種手当を元に支給されますから、一概に指数だけで判断するのはどうかということです。

 2年前の指数を石巻市と比較すると95,2%で、平均月給(44,2歳)39万円。それに対し、岩沼市は96,4%(44,8歳)38万3千円と安いのです。指数や年齢は高いのに月給は安いのは何故でしょうか。

 今年は石巻市が100,9%(44,5歳)40万2千円[手当7万8千円]と県内17位です。岩沼市は104,5%(43,1歳)36万7千円[手当4万4千円]と堂々の県内1位です。何が違うかといえば諸手当です。

 調整手当などが主なもので都市部と田舎では、調整手当額が大きく違っているようです。都市部である仙台市などと比較すればかなり給与は違います。近年は定期昇給分を調整手当で減額されるので月給が上がらないとも聞きます。

 しかし、基本給は賞与や退職金などに関係してきますから、基本給が高額だと所得に反映されます。そんな中、指数の高い岩沼市職員は3月までに、定年を1~2年残して退職される方が10人前後いると聞きます。

 震災復興で市職員が不足し他所の自治体から応援をいただいている状況で、退職金が減るわけでもありません。退職する理由が見当たらないのですが、、、

 給与に「代え難いもの」が職場にはあるのですか。

コメント (3)
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