すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

放射能勉強会やります

2011年08月11日 | 市政・市制・市勢

 懸念していた記事が今朝の河北新報に掲載されている。私達が飲んでいる水道水は玉崎浄水場で作られているが、2万ベクレル以上の水道汚泥が出たとあります。水源は阿武隈川から取水しているのです。

 議会でも阿武隈川の水は大丈夫か、と質問してきました。これまでは水質・汚泥とも基準値をクリアしていたのですが、今回の検査で汚泥は2万ベクレルまで数値が上がりました。また、水道水にも基準値以下(微量)ではあるが検出されています。

 福島県内で避難指示が出た飯舘村や伊達市などの雨水は阿武隈川の最下流である岩沼市を経て海に出て行くのです。しかし、阿武隈大堰の手前で止まったまま、岩沼の玉崎浄水場で取水しています。

 大量の放射能(セシウム)が阿武隈川の最下流である岩沼まで、たどり着いたことが証明されたようなものです。基準値以下といっても安心して飲める水道水でなければなりません。しかし、今後数値が上がることを心配しています。

 8月16日(火)に「放射能と健康被害」と題し、新しい図書館の2階会議室にて午前10時から勉強会を予定しています。講師は医学博士の崎山比早子(サキヤマヒサコ)氏で放射線医学総合研究所の元主任研究員です。

 新聞や報道により放射能について多少の知識は備わったものの、さらに詳しい知識は分かりません。今後福島第一原発でイベント(事故)が発生しないとしても、どこまでが体内被曝か、どの程度が安全なのか心配です。

 入場は無料となっています。放射能の知識を高めこれから懸念されるであろう、様々な健康被害について皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

 岩沼の水道水は安心して飲めるのか、米や野菜は、肉や魚は大丈夫か。どの数値を信用すればよいか、現在の阿武隈川にはセシウムがウヨウヨしているようで心配になります。水は全ての源と思いませんか。

 身近なところから放射能と普段の生活は避けて通れなくなりました。除去するにはどの方法がよいか、聞いてみたいこと知りたいことがたくさんあると思います。

 不安と心配を取り除くため、一緒に勉強しましょう。


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被災者は先が(続き)

2011年08月10日 | 市政・市制・市勢

 「岩沼市震災復興計画素案」市民説明会が岩沼市総合体育館2階会議室で行われました。配布された資料の一部は本日の全員協議会で渡されたものではなく、以前(7/6)の古い資料でした。(何故?)

 集まった市民は関係者(議員など)を含め約50人。震災の復興計画なのに関心がないというか、少ないなと感じました。それもそのはず、近くの仮設住宅者は説明会を知らない人が多かった。

 広報いわぬま8月号には載っていたものの、仮設住宅には回覧板での通知すらありません。それでも震災復興計画の市民説明会とあってテレビ局がカメラを廻しています。

 そのためか市長の弁舌は絶好調、例により長~い説明と答弁です。後ろには職員がずらりと並ぶその前で、市長一人が得意満面の訳の分からない答弁で気を吐く。(聞いていて良く分かりませんでした)

 質疑には被災者の切実な質問がありました。自分たちの地域が危険地帯と言われ家を建てられなくなったと考えていたが、今回の説明で家を建てても良くなった。今までの説明が違うと憤慨していました。

 会議終了後、議会での説明では集団移転に関し最大で1,650万円の補助が出るとのことでした。6項目の上限値なので全てに合致した場合その金額は補助されます。

 しかし、そのことは各被災地域ごとに説明が違っているようです。隣に座った方の地区では集団移転が進み、100%移転することで各世帯がどこに住んでも補助対象になっているそうです。(知らなかった) でも、知らない地区は補助金が出ることさえも知らないと憤るわけです。

 説明会の最後に主催者から「パブリックコメントなのでこれからも意見を求めます」とのこと。今週日曜日に震災復興会議が招集され、水曜日に全員協議会が行われ、その日の夜は市民説明会と慌ただしい、何故こんなに性急なのでしょうか。わずか1時間足らずで説明会は終わったのです。

 被災者が混乱していても、9月議会に提案するの?


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被災者は先が見えない

2011年08月10日 | 市政・市制・市勢

 今年10回目を数える議員全員協議会が、岩沼市役所内のエアコンがよく効いた全員協議会室で行われた。長袖Yシャツ着用でしたが、扇子やハンカチの要らない全員協議会でした。(設定温度は見てませんでした)

 議事録作成のため録音しているので窓を空けることは雑音が入ってしまう。空調機は必要なのだが宮城県議会や仙台市議会と少々違うなと感じた全員協議会でした。

 『岩沼市震災復興計画グランドデザイン~愛と希望の復興~』と題したA3版で50枚からなる資料が配付され、中身は国が行うべき津波防災上の事業計画が記載されています。震災ガレキを利用する「千年希望の丘」構想は岩沼市が県内一早く打ち出した復興計画ですが、国が行うべきと言うのは予算を国に100%お願いすることになっている。

 14人の議員が質問しましたが、千年希望の丘構想や集団移転問題が多く質問されました。私は4番目に質問させていただき「千年希望の丘構想より今後の住宅地線引きが先ではないか」「集団移転先など具体的に示す方が先ではないか」

 千年希望の丘を建設する土地は公有地(国・県・市)を利用するというものですが、私有地に関しては対象外としています。貞山運河を挟んだ東側の住宅地(長谷釜・二の倉・相野釜)は、ガレキの丘に囲まれてしまうのです。

 震災復興計画は被災者にとって具体性に欠ける状況で、希望や目標が持てるでしょうか。住んで良いか悪いかを行政は被災者に線引きすることが、最も必要であり基準を示すべきではないかと思うのです。

 いつもの通り長~い答弁で中身は曖昧です。菅総理の在任中に国が全く機能しない状況で、5ヶ月経っても震災復興計画が確立していない。自治体も手をこまねいているがやるべきことは自治体に於ける具現化ではないでしょうか。

 今回の協議会もほぼ市長一人で答弁していました。加藤政勝議員が集団移転問題を質問した際、市長の答弁は「被災された住民が被災地に住むのは大変だけど、、、住んでいる方々の判断です」ときっぱり。これじゃ~、どこに愛と希望があるのですかね。

 愛と希望の復興?被災者は実態が見えないよう~


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借金大国の無駄遣いが

2011年08月08日 | ごみ問題

 亘理名取共立衛生処理組合(亘名)の議員全員協議会がありました。組合職員と議員の会議ですが、管理者(首長)の参加はありませんでした。

 東日本大震災の被害状況が詳細に報告されました。その中でし尿処理施設は復旧に一年を要するほどの被害で、水処理施設復旧に約22億円の費用と、液状化による地盤沈下で建物復旧は20億円かかるとのことです。合わせて42億円。

 復旧する間は山形県内でし尿処理を受け入れていただいたが、運搬費用などが掛かりすぎるために白石市にある取り壊しを予定していた施設を再稼働することにしたそうで、その費用も3億円かかります。

 し尿処理施設を新しく作ると約30億円で建設できそうですが、国の基準なのか?復旧の場合、補助金は80%。しかも、大震災復旧で残りの95%は別口の特別な補助金が付くのだということです。

 つまり、復旧した場合は42億円の8割が補助金で、負担は2億1千万円。内95%が震災復旧補助金が付くので復旧する負担は1千万円強あれば復旧できるという変な話しです。

 ところが新設した方が安いのに新設の場合は、30億円の3割しか交付されず、制約もある基準です。そのため新設の負担は21億円にもなるのです。単純に考えれば40億もかけて復旧するより新しく作った場合の方が安価であれば基準は変えるべきと思いませんか。

 国の借金(国債残高)は今年度末で668兆円にもなっている中で、今年の一般会計予算は92兆円を計上している。その内国債発行は44兆円を超えています。予算の半分が借金という異例な状況で改善されていないみたいです。(菅総理退陣条件の特例公債法案が成立すると益々増えます)

 米国が債務超過で米議会どころか、世界中を巻き込む金融危機の一歩手前までの大騒ぎでした。日本の国債は国内だけで95%も買われているから安心しているとしたら大間違いだと思いませんか。

 一般会計の歳入に占める割合を各国で比較した資料によると、日本:48%、米:43%、仏:31%、英:17%、独16%となっています。まさに借金大国ならぬ借金政府の無駄遣いは震災復旧にも表れています。

 税金節約のためにも国は対応を変える時期が来た


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亘名議会の全員協議会

2011年08月05日 | 市政・市制・市勢

 どんよりとした曇り空から強い日差しが時より差し込む。湿度が高く気温も高いのでエアコンが欲しくなるが、じっと我慢の消費電力15%節約です。外に出てみると近くの雑木林(旧古内家跡地)では数千匹と思われる蝉が鳴り止みません。(夏真っ盛り、かなりの騒音です)

 また明日は町内会主催の『土ヶ崎(絆)夏まつり2011』が4丁目公園で午後3時から開催されます。盆踊りや子供会のよさこいソーラン踊りを披露される予定で、最後は「上を向いて歩こう」の合唱をします。(こちらも夏真っ盛り)

 8月8日(月)の午後1時30分から亘理名取共立衛生処理組合の議員全員協議会が実施される通知が来ました。場所は岩沼市役所の全員協議会室です。(今まで災害対策本部が設置されていたところです)

 全員協議会の内容は、1)東日本大震災に伴う被害状況と、2)新焼却施設建設に係る「ごみ処理施設建設候補地地盤環境調査・対策検討業務委託」の結果についてです。

 通知書と共に1)と2)の報告書が添付されています。その中にはごみ処理建設候補地の調査結果では『問題なし』の結果です。不法投棄された場所からヒ素が検出された疑惑の場所です。

 全員協議会ですから議決はなく、説明と質疑のみです。海から1,4kmの建設場所は近くの排水機場で31cmも地盤が下がっています。(その後の余震で下がり続けているかもしれません)

 この場所にライフラインの高額な焼却施設を建設して問題はないのか2市2町の首長は管理者会で協議しています。どのような協議をしたか説明があるのです。

 また、8月10日(水)には10時から岩沼市議会の議員全員協議会が開催されることに招集の通知がありました。こちらも場所は8日と同じ場所で、これでヘルメット議会は終了かもしれません。

 暑い夏にエアコンの効いた部屋で全員協議会が開催されると思いますが、どちらも傍聴は可能なので、議会傍聴にぜひお越し下さい。数千人とは言わないが数十人も来てくれたら、、、

 鳴り止まぬ蝉に負けぬよう、熱い議会にならねば。

コメント (2)
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