すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

借金大国の無駄遣いが

2011年08月08日 | ごみ問題

 亘理名取共立衛生処理組合(亘名)の議員全員協議会がありました。組合職員と議員の会議ですが、管理者(首長)の参加はありませんでした。

 東日本大震災の被害状況が詳細に報告されました。その中でし尿処理施設は復旧に一年を要するほどの被害で、水処理施設復旧に約22億円の費用と、液状化による地盤沈下で建物復旧は20億円かかるとのことです。合わせて42億円。

 復旧する間は山形県内でし尿処理を受け入れていただいたが、運搬費用などが掛かりすぎるために白石市にある取り壊しを予定していた施設を再稼働することにしたそうで、その費用も3億円かかります。

 し尿処理施設を新しく作ると約30億円で建設できそうですが、国の基準なのか?復旧の場合、補助金は80%。しかも、大震災復旧で残りの95%は別口の特別な補助金が付くのだということです。

 つまり、復旧した場合は42億円の8割が補助金で、負担は2億1千万円。内95%が震災復旧補助金が付くので復旧する負担は1千万円強あれば復旧できるという変な話しです。

 ところが新設した方が安いのに新設の場合は、30億円の3割しか交付されず、制約もある基準です。そのため新設の負担は21億円にもなるのです。単純に考えれば40億もかけて復旧するより新しく作った場合の方が安価であれば基準は変えるべきと思いませんか。

 国の借金(国債残高)は今年度末で668兆円にもなっている中で、今年の一般会計予算は92兆円を計上している。その内国債発行は44兆円を超えています。予算の半分が借金という異例な状況で改善されていないみたいです。(菅総理退陣条件の特例公債法案が成立すると益々増えます)

 米国が債務超過で米議会どころか、世界中を巻き込む金融危機の一歩手前までの大騒ぎでした。日本の国債は国内だけで95%も買われているから安心しているとしたら大間違いだと思いませんか。

 一般会計の歳入に占める割合を各国で比較した資料によると、日本:48%、米:43%、仏:31%、英:17%、独16%となっています。まさに借金大国ならぬ借金政府の無駄遣いは震災復旧にも表れています。

 税金節約のためにも国は対応を変える時期が来た

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 亘名議会の全員協議会 | トップ | 被災者は先が見えない »
最新の画像もっと見る

ごみ問題」カテゴリの最新記事