すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

放射能と人体への影響

2011年08月16日 | インポート

 放射能の勉強会が新しい図書館で行われ、百人を超す方がお越しいただきました。岩沼市のみならず仙台市や川崎町からもお越しいただき熱心に質問もいただきました。私達の街でもこのような講演会があったらいいのにと、放射能には興味があるみたいです。

 講演をいただいた崎山比早子氏からは放射能被ばくについて、人体に影響することを教えていただきました。放射線による被ばくの影響が人体のDNA細胞に影響していく過程を分かりやすく教えていただいた。

Photo_2

 震災から5ヶ月後の原発事故以来、放射能に関する報道が途絶えることはありません。これから懸念されるのは新米に含まれる汚染ではないでしょうか。

 一部の情報によると新米から数十ベクレルのセシウムが検出されたと聞いています。(基準値500ベクレルなので問題なしといわれますが) セシウムは半減期が30年と永く「体内に取り込まれる量はゼロに近いものでなければ」と講師は言う。

 仮に毎日ご飯を食べ続け、どのくらいの量が体内に被ばくとして蓄積されるか?ご飯を一日3合食べるとして、1合=150gで年間165kgのお米を食べます。食品汚染濃度を仮に30ベクレル/kg×165kg×0.01×係数(セシウム137の場合)1.4=70マイクロシーベルト/年です。

 セシウムは牛・豚肉やキノコ、ミルクに野菜(特にアブラナ科)が汚染されやすいそうです。また米は玄米で食べず、白米にしてから食べた方がセシウムを軽減できるそうです。

 岩沼に於ける大気中の放射線量は0,08マイクロシーベルト/毎時。屋外で毎日8時間被ばくしたとすると233マイクロシーベルト/年になり、大気中の放射線量と米だけで303マイクロシーベルト/年。年間被ばく量基準値1ミリシーベルト(1,000マイクロシーベルト)3割相当になる。

 福島市は放射線量が1.21とあります。大気からの被ばくだけで3,533マイクロシーベルト/年にもなります。知人のお孫さんは郡山市で小学校に通っているが、屋外での活動は全て禁止で登下校の通学時は今でもマスク着用だそうです。今日の講習でこの数値は実に重いと感じました。

 講習は2時間をオーバーし、盛況で解散になった。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする