正月3が日が終わろうとしている。私にとって正月は2つの駅伝が、正月の訪れを告げてくれます。ニューイヤーと箱根でテレビの前に釘付け状態となります。
今年も箱根駅伝では多くの感動が駅伝から頂いた。前評判の早稲田大学は、今年度の出雲駅伝と全日本大学駅伝を連覇し、3大駅伝の総決算で望みました。
エース級の2人が故障で参加できなかったが最終区、息をのむ展開でどうにか逃げ切り18年ぶりの総合優勝を遂げた。2日間217,9kmの距離で21秒差でした。
単純計算で1人当たり2秒の僅差です。たかが駅伝されど駅伝なのです。私が現役のころ走るのがそんなに楽しいか、と問われたことがありました。
ただ走るだけの長距離は何が楽しいかと問われ、返事に詰まることもありました。ボールを追いかけることもなく淡々と走る。しかし、走るって楽しいのです。
宮城県は長距離のハイレベルな県と言っても過言ではありません。全国高校駅伝で仙台育英高校は男子が4位、女子が3位に入りました。
高校生のレベルがアップし、箱根を目差す高校生が関東圏内の大学に進学しています。今回の箱根駅伝にも宮城県の高校から5人が箱根路を走りました。
補欠も含めると7人になりますが、エントリーされるだけでも凄いことです。ほかにも多くの高校生が関東圏の大学に入って、箱根を目差しているからです。
県内からは仙台育英から3人、東北からは2人が走りました。他には利府・古川高校が1人ずつ補欠でした。各大学のエース級が揃う、花の2区を3人が走りました。
区間順位はそれぞれ14・17・18位とふるいませんでしたが、エース区間を走れることだけでも素晴らしいのです。来年はもっと活躍していただけると期待しています。
今年の箱根を走った出身高校のトップ3は、長野県の佐久長聖高校が11人と最も多い。次に兵庫・西脇工が8人、岡山・倉敷と熊本・九州学院が7人でした。とくに佐久長聖高校出身の選手はめざましい活躍がありました。
スポーツ少年団で指導している私は、そこのことが特に気になっています。どのような指導をしたら選手が伸びるのか、どのような言葉を掛けてやれば、、と思うのです。
私が思うには、成績は後からついてくるもので、どのように練習したか、ではありません。練習だけではない普段の生活習慣からも成績に繋がります。
普段やれないこと出来ないことは、試合や大会でも良い成績を残すことは出来ません。私達指導者の立場から思うことは、成績だけでは無いと言うことも理解しているのです。
最も大切なことそれは、スポーツをやることでの礼儀や作法、そして人を思いやることが大切と、教えることです。それともう一つ、現役のころ水がおいしかった。
汗を掻いた後に飲む水は格別で、努力をした後に飲む「水のおいしさ」を伝えることも私達指導者の役目だと思っています。何事にも努力をしなければ結果はついてこない。
今年の目標は「おいしい水」をどれだけ飲めるか。