昨年は新型インフルエンザの話題で大騒ぎでしたが、今年も確実にインフルエンザは流行しそうです。学校単位の学級閉鎖や学校閉鎖の記事は出てきそうです。手洗い・うがいは大切です。
鹿児島県阿久根市ってご存じですか、政治家であればブログ市長でも有名な竹原信一市長の動向は気になります。報道では全国的に有名な市長が落選しました。
同氏は2008年8月に市長に当選してから、市役所職員や議会との対立で翌年の2月には議会が全会一致で不信任決議案を可決しています。
それを受けて議会を解散し、市民の信を問いました。その結果大半の議員が再選されたため11-5で再度不信任決議案は可決され、市長職は失職しました。
2009年5月に出直し市長選挙で再び当選したのです。同氏はブログで「住民至上主義」を掲げ、市職員の対応の悪さを指摘し改革することを市民にアピールしていました。
阿久根市のみならず岩沼みたいな小規模の商店街は、シャッター街になるほど景気は良くありません。職員の体質改善や給与の見直しを提案することは必然です。
少々やり過ぎと思われることなどもブログに平気で書いています。また、市長になってから全職員の給与明細などブログに掲載するなどし、物議を醸しています。
名指しで職員の悪口はするわ、辞めて貰いたい議員の名前もブログに書いています。また職員を勝手に降格処分したりで裁判沙汰になり、鹿児島県議会も巻き込む一大騒動に発展しました。
また、議会を開会することもなく副市長を選任したり、専決処分で予算を執行していました。まさにやりたい放題で自身の著書「独裁者」状態そのものでした。
詳しくは「住民至上主義」を検索すると同氏のブログが出てきます。そんな市長が今年の選挙で敗北しました。負けて当たり前で当然の結果だと思いませんか。
しかし、得票数が拮抗しているのです。票数は8,509対7,645で、率にして52,6対47,4なのです。岩沼の市長選挙も拮抗していると言われましたが、それ以上です。
市長時代に裁判では敗北するし、議会は開会することなく市民からリコール運動が起こり、2度目の市長職失職にもかかわらず選挙結果が拮抗しているのですよ。
おかしいと思いませんか。それは竹原氏が掲げた行政改革を、市民が受け入れていると思います。氏のブログは当初から市民目線で弱い者の身方でした。
それが次第にエスカレートし、少々過激がかなり過激すぎてしまったのです。議会を招集することなく予算を執行することが到底許されることではありません。
だけど、私はこのような改革をしようと思ったことは、評価されて良いと思うのです。国会議員の中に自分が悪者になっても改革しようとする議員がいるでしょうか。
菅総理みたいに責任の押しつけで、部下のしっぽを切り延命化を図る総理ではこの国の行く末が危ぶむと思うのです。我が身を投げ出してもと思う政治家はいないのでしょうか。
今回の阿久根市長選挙は、敵が市役所職員と議員では勝てないことが証明されたかもしれません。でもね、政治家だったら信念を通すことも必要です。竹原信一様。
国民至上主義、今度は国会で暴れてみませんか。