すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

続々)あ~あ、幸せな

2011年09月14日 | 市政・市制・市勢

 本日は午後一時から一般質問が始まりました。当初から予定されていたことですが「フジパン」の完成式典に市長並びに正副議長などが出席のためです。

 フジパンは3月に試運転を始めまもなく完成間近で、津波の甚大な被害を受けました。震災から復興に向け始動し、半年後ようやく完成式典です。これからの業務に幸多かれとご祈念するばかりです。

 2日前の私の一般質問は『被災者の集団移転について』でした。質問が始まるとすぐ市長にグランドデザインの「千年希望の丘」構想を批判したのです。この構想は防災の観点から国がやるべきことであり、岩沼市が造るものではありません、とただしたのです。

 これに対し「グランドデザインは大まかな構想であって必ずこれを実行しようとするものではない」と言うのです。確かにその通りですが、実行に結びつけるためには、集団移転が必要ではないか、とただしました。

 集団移転は貞山運河の東側を公用地にすることで津波による多重防御の観点から、貞山運河東側堤防をかさ上げすることも出来るのです。かさ上げする計画だけで数年かかり、実施するとなれば完成までは長い年月を要するでしょう。

 早急には千年希望の丘を造るよりも、仮設住宅などに入っている被災者を早急に救済する措置が、国に「防災集団移転促進事業」としてあるのです。事業費は一世帯あたり最大で1655万円と高く、国の補助率は75%です。

 集団移転は地元の同意が100%無ければ国の補助対象になりません。集団移転の事業主体は自治体ですから岩沼市が主導しなければならないと思っています。だから集団移転の線引きを早急に行わなければなりません。そのことを被災者に指導しべきではないか。

 今回の震災で国土交通省はこの事業補助率を94%迄高めようと考えています。岩沼が被災者に充分な説明と同意を得なければ集団移転は出来ません。これが大変ですけど被災者が復興への希望を見出すことは、市が最初にやるべきと思うのです。

 市長の答弁は前向きに検討すると言ってました。今回の一般質問では震災復興に集団移転について良い質問だったと思っていました。今日も本会議終了後、議会運営委員会が開催されると聞きました。これが無ければな~、どなたかは

 思い通りの議会でないと、気が済まないのですね。

コメント (2)
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