すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

協働の強制は市特有か

2010年11月08日 | 市政・市制・市勢

 「協働」という文字は比較的新しい言葉である。我が家の愛読書?「広辞苑」には協力して働く、とあります。1991年版なので辞書が古いこともあり、ネットで調べた。

 『同じ目的のために、対等の立場で協力して共に働くこと』とありました。他には『何らかの目的を共有し』ともありました。我が家の愛読書は古くない、って感じです。

 協働の概念は1977年にアメリカの教授が用いたことに始まり、日本語として定着しました。近年ではまちづくりの取り組みとして不可欠なものと、唱えられているようです。

 岩沼市も「協働のまちづくり」を、住民と行政が協働していくことを目差し、住民参加を促進するための仕組みや仕掛けなどで、政策の充実を図っていくものです。

 各自治体では住民と一緒になって、何か行動しようとするためにNPOなる組織を作り、環境保全や福祉、教育、スポーツなど幅広い分野で協働しています。

 岩沼市の「協働」はどんな展開をしているか、思い浮かべことはありますか?一例を挙げると、、、何があるか考えました。「何も思いつかない」 また、調べた。

 岩沼でNPO活動している団体は「らくらく住まいる創造センター」「ホームひなたぼっこ」「みやぎ廃食油研究所」などが宮城県に届けています。議員として申し訳ないですけど、実態は把握していません。(反省!)

 協働って、よくわからない事業なんです。協働の理解が難しいというか、どこまでが協働で、どんなことが協働なのかわからないのです。定義が確定していないのです。

 私が周回遅れだから、と思う方は私に協働の在り方教えて下さい!

 町内会から「市と協働で側溝清掃」の依頼が回覧されてきました。岩沼市は昨年も私達が住む土ヶ崎(ドガサキ)町内会に側溝清掃を依頼しています。これが協働か!

 昨年はそう思いました。住民と行政が一体となって一つの目標に向かい、協力して働くという意味が理解できるからです。市はお金が無いから、市民と行政が、側溝清掃することで雨水排水がスムーズになる。

 共に汗を流し、市民協働が実感できる施策の一つだと思ったのです。岩沼市の道路や側溝は何十キロもの長さがあり、管理するには大変なお金が掛かります。

 しかし、岩沼市はお金が無いと言いますが、本当にお金が無いのでしょうか?東北で一番の財政健全度で、東北は4年連続の1位です。しかも、市長給与は宮城県内の市では一番高いのです。(政令市除く)

 側溝清掃に協働の意義である住民との合意形成がありません。町内会長とだけ話しをしているのです。住民が一方的に「やらされている」協働ではないのか、強制的な側溝清掃ではないか、と考えるのです。

 市は中央商店街の交通量が多い所にも側溝清掃を依頼していました。誰が事故などの責任を負い、どんな協働するのか不思議でなりません。市長の住んでいる地区で行われる、中央通りの側溝清掃に市長は参加しますよね!

 多くの住民が参加し、住民が主体的に取り組むことができる事業を、市は側溝清掃することを「協働」と位置付けているみたいです。今後、市の強制的な「協働」押しつけが予想される。

 市長へ、中央通りの側溝清掃「協働」頑張って下さい

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする