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日本は嘘つき統計調査

2010年08月04日 | 国際・政治

 近所で93才の方が亡くなられました。もう10年に近く寝たきりになって、家族で介護をしていたそうです。想像するだけでも大変なことです。実の親を人に任すことが出来ないと自宅介護を選びました。

 3年前にお母さんを今回はお父さんが亡くなりましたが、以前は2人揃ってベットを並べ自宅で介護の毎日だったそうです。農繁期の際は施設に預けたそうですが、それ以外は毎日のように介護していたそうです。

 生前は一生懸命働いて働くことが好きだった親の介護を、選択した息子夫婦は大変だったが見送ることが出来て満足だったと話されました。

 昔はお風呂に入れることが大変でしたが、今はディサービスなどの福祉が充実しており便利になった。と感想を聞きました。話を聞いて、いかに大変だったか実感しましたが、愚痴はありませんでした。

 全国で100才以上の方が50数名も行方不明とのことです。日本という国はこんなにも杜撰(ズサン)な国だったのだろうか。これはもう杜撰と言うより為体(テイタラク)です。

 100才以上のお年寄りの行方がわからないなんて想像もしなかった。昔は、家族制度がしっかりしていて外国からなど羨望されたことは、つい最近の出来事であるように思ったが、変れば変るものである。

 対処できる機会はあったはずです。年金受給や敬老祝いの品物を送っていたことは、調査をやろうとすれば出来たはずなのに、、、怠慢そのものだと思う。自治体によっても対応が違いすぎると感じた。

 ある自治体の職員はプライバシーと言って、出来ない理由にしていたのです。他所の自治体ではしっかり対応しているのに、プライバシーと言えば済むと思ったか、ミスを認めようとしない姿勢はなんとも情けない。

 ところで、統計調査はどのように考えているのか不思議に感じる。日本の長寿国世界一はどうなるのかよりも、でたらめな統計調査データを世界中に広めたことが唯々、残念でならない。

 発展途上国の話しではない、日本の恥部がまた一つ。


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