すとう功の周回遅れ

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汗水流して働くは死語

2010年08月01日 | 国際・政治

 汗水流して働くという言葉は、死語になったのだろうか。今朝の河北新報に社説で生活保護より最低賃金の方が安いことを掲載していました。いわゆる逆転現象です。

 生活保護は憲法(14条)にある法の下の平等で、国民は最低限度の生活を保障されています。何らかの事情で働けない状態になられた方や、生活困窮者が受けています。

 毎日のように働いて暮らす国民より、生活保護で最低賃金より高い生活費が保障されるのは理解に苦しむ。確か民主党はマニフェストで最低賃金を1000円にすると言ってました。

 新聞で知ったのですが、政府は最低賃金を800円にするとのこと。しかも「できる限り早期に」、「1000円にするのは2020年まで」に!これって国民をバカにしている。こんなことだから参議院で負けるのです。

 民主党に期待して国民の多くが、「この国を変えよう」と衆議院選挙で投票しました。これじゃ、昔の自民党と何ら変らない状態。なぜすぐに出来ないのでしょうか、高速道路や子供手当はやっているではありませんか。

 政策は中途半端で、高速道路も子供手当もマニフェスト通り満足ではありませんが、少しでも政策は実行しました。それがなぜ「できる限り早期に」なのか、、、五里霧中?ですか。

 外国人にまで生活保護が適用されています。戦後間もない1946年に生活保護が始まり、1954年には日本に住む外国人まで生活保護の対象となりました。

 現在では国民全体で生活保護者が130万世帯まで広がり、180万人の方が対象になっています。年間の経費は3兆円ともいわれています。 これで良いのかな~!

 働かなくても良い暮らしを生活保護に!なんて言うつもりはないが、そのような国策で良いわけがない。「働くざるもの食うべからず」と死んだ父親が口癖のように言っていた。

 必死で働いて税金払っている人がいます。最低賃金と生活保護の逆転現象下で将来に向けて、子供達に夢や希望を持ちましょうなんて言えませんよね。まして、

 「努力をしなさい」この言葉も死語になりつつある!


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