その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋工房(ミチシルベ)

2012-06-06 19:54:18 | 夢屋工房

6月5日は「芒種(ぼうしゅ)」…芒(のぎ)…イネの籾についているトゲのような突起を持つ植物の種を播く時期だと言います。そして、1960年の6月5日は女優・東ちづると『夢屋国王』の誕生日であります。ちなみに、ロクゴ…転じて「落語の日」でもあります。
昔は、苗代(なわしろ)と呼ばれる水揚げの悪い土地に、水苗代でイネの種を播き、油紙程度の被覆材で苗を育てておりましたので、苗の生育も遅かったことから、我が在所ではこの時期まで田植えが行われておりました。事実、『夢屋国王』のお袋は、お産の前日まで田植えをしていたというのですから、昔の女性は、かなり無理を重ねていたようであります。ビニールの普及で水苗代が畑苗代(トンネル育苗)に変わり、今では、育苗ハウスで箱育苗が主流となりました。育苗中の温度確保が可能になったことで、昔に比べると1ヶ月以上も早く田植えが行われております。空になった油缶(食用油も缶売りでした^^;)を苗代に浮かべながら腰をかけ苗を取る…一握りの苗の束をワラで結わえて、本田に運び、畦畔から適当(適度)な間隔で投げ入れて、三尺間隔に水縄を張って中腰で植え付けを行うのであります。『夢屋国王』も中学生の頃まで、そんな田植えを経験しております。昔は2~3日掛かった田植え作業も、機械植えで半日もあれば終わってしまう…大規模な耕作が可能になりました。保有地の多い大百姓は、手伝い人を頼み、田植えが終われば「さなぶり」と称して酒食の持て成しをする。小さな耕作面積しかない百姓屋は貴重な現金収入を得る仕事でもありました。

腰を屈めて行う農作業で、昔の女性は腰が曲がったと言われますが、これは加齢によって背筋力が弱まったせいで、決して、田植えが腰曲がりの原因ではないと思うのでありますが、重労働であったことは間違いないのであります。中腰姿勢といえば、何故かハンミョウを思い出します。画像はニワハンミョウであります。8月10日の「道の日」のイメージキャラでもあるハンミョウ(ナミハンミョウ)は、人が近付くと2~3mほど前方に飛び去り、人を振り返るように向きを変える。歩いて近付くと、また前方に飛び去り振り返る…このような動きを繰り返すことから「ミチシルベ」とか「ミチオシエ」などと呼ばれる昆虫であります。お尻を下げ、頭を持ち上げたような姿勢を取るので、何故か田植えの姿をイメージしてしまうのであります^^;
そうそう『夢屋国王』の誕生日でありました。国王の生誕記念日であるのだから『夢屋王国』は「国民の祝日」として国民は仕事を休みにしなければならないはずでありますが、貧乏王国では、国王さえも出稼ぎに行かなければいけない。国王の誕生日を祝ってくれたのは、長男『ポン太郎君』のメールだけである。(←彼は、こうした事には気が利くのであります^^;)何と冷たい家族であろうか…幾分、不満を抱えて帰宅すると、娘たちからもサプライズプレゼント…娘たちから、プレゼントを頂戴するお年頃に成ってしまった国王でありますが満更でもない…缶ビールをひと缶多く頂いたお誕生日でありました^^;
オッカーの実家近くに咲いていたルピナスの花言葉は「あなたは私のやすらぎ」であり、「いつも幸せ」でありますと…。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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おめでとう (貧乏父さん)
2012-06-06 10:12:25
誕生日おめでとうございます

ちゃんと考えているんですよ娘さんたちは

プレゼントもらう年頃になったんだよね~

来年の誕生日が楽しみだね~
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貧乏からの脱出 (夢屋)
2012-06-06 10:34:10
父さん♪
齢52歳にして、メロン作りに挑戦
計算上では100個近くのメロンが出来るはずなので
ありますが、ハウスのメロンをどうさばこう
ふっふっふ、着々と貧乏脱出計画は進んでいる
のであります
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