その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

化ける…

2023-02-27 10:54:06 | 転職

はて?「比内地鶏」の鍋だったはず^^;

秋田県と言えば「比内鶏」…主に秋田県北部(比内郡)で飼育されていた鶏であるから、これを食べない手はない。(「比内鶏」自体は天然記念物だから市場に出回らず食べることはできません!一代交雑種である「比内地鶏」を食べることになるのだけれどね。)そうそう、秋田名物「きりたんぽ」に「比内地鶏」で鍋料理が振る舞われる予定であったのだけれど、アチコチ寄り道をした結果、材料仕入れが出来ずに、今夜は『合鴨鍋』に化けていた(笑)
かつて、JR奥羽本線で在来特急「つばさ」が東京・山形・秋田間をつないでいた頃は、秋田県との交流があったような気がする。男鹿半島辺りが定番の旅行コースだったのだろうか?大人たちのお土産はと言えば、「フキの砂糖漬け」「もろこし」「きりたんぽ」etc.が定番だったような気がする。子どもの頃の記憶としては、それぞれが美味しいと思ったことがない^^; 「きりたんぽ」の評価は最悪で、『潰した米の冷たい塊』に添付された味噌などつけて食べても美味しいはずがない。こりゃ~食べ方が悪いのだと気付いたのは大人になってから…鍋料理に使って初めてその味を出すと思った次第。(要は食べ方を知らなかっただけである^^;)我が在所、高畠町にも「たんぽもち」なる郷土料理があり、果たして、秋田県との交流で食されたものか、農村部で自然発生的に生まれたのかは定かではないのだけれど、米しかないという土地柄は一緒なのかも知れませんなぁ(笑)


『おやじぃ』も作る『遮光うるい』(山形県尾花沢産)

片道390㎞程の行程なのだけれど、やはり身体にはこたえたようであり、昨日は午前中ウダウダと過ごしてしまいましたよ。時間的距離が縮まったとは言え、「秋田はとっがい(遠い)なぁ。」というのが実感でありますよ。福島駅から秋田新幹線「こまち」を利用しても、山形県新庄市から在来線を乗り継いでも、山形から秋田市へ到達する時刻はほぼ同じ。(30年前のお話ですけれど^^;)車なら東北道を利用しても、東北中央道(一部一般道)を利用しても到達時間はほぼ同じ。首都東京にアクセスするために、数分の時短を目指すのと違って、経済的にも後進的な両県が高速交通網でつなごうという発想など出て来る訳も無いのでありますよ。
はてさて、秋田県を訪問して驚いたこと…ガソリンが山形県に比べてリッター当たり10円ほど安い!積み出し港(製油所)からの輸送距離に拠る所が大きいと思うのだけれど。(新潟県も安いはずである。)日常生活では、167円程度のガソリン価格は、『飼い慣らされて』しまって気にならなくなってしまいましたよ。120円台が140円台へと値上がりし、このところ160円台が当たり前となっているというのにねぇ…。そこに何かがあり、そこに目的があるから、人は『距離』を厭わずに出掛けるのかも知れない。山形県が、そして、秋田県が「そこに何かがある。」と思っていただかない以上、客足は伸びないに違いない。後追いの両県が『化ける』ことがあるのだろうか?「きりたんぽ」のように、食べ方を知らないだけだったりしてねぇ…そう思わないとやっていられない(笑)

コメント
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