goo blog サービス終了のお知らせ 

その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

アララギ派…

2015-11-08 11:54:29 | 暮らし

イチイ、キャラボク、アララギと呼び名は様々…

我が家の古老が愛した銘木「キャラボク」(40年ほど前は植木商から高額買取りの話もあったとか…)は、古老の体力が落ちるのと時を同じく、樹勢が弱まってしまいました。枝は垂れ下がり、地に着いた枝から根を出し、青々と茂っている枝もある一方、全体的には根が弱っているに違いなく、黄色い葉が目立つようになりました。完熟堆肥を与えたりしながら樹勢の回復を待ち、彼此7年くらい挟みを入れていないため、ボサボサであります。


四代目『国王』は、今年英断をもって挟みを入れる…

今頃、剪定整枝作業なんて馬鹿げておりますが(実際は、梅雨時が刈り込みには良いようで)夏は田んぼ仕事で庭木に構っていられないから、毎年「雪囲い」の時に挟みを入れる『夢屋国王』であります。少しは整ったでしょう?(怖くて強めの刈り込みが出来ません)


「雪囲い」にも、色々と流儀がありますが…

細木を3本組んで櫓を作り、残り2本の細木を立て掛ける。庭木の中心線と五角錐のバランスが重要です^^; 「雪囲いは東北の冬の風物詩だからいい加減な囲いは出来ない。夏は庭木を観て、冬は囲いを観る。」…そりゃ~庭が好きな方はそれで良いでしょうけれど、四代目は、庭作りが趣味という訳でもない。ブツブツ言いながら、負の遺産を守り続けて10年になろうとしております^^;


横木を二段結えば、櫓はもう動きません…頭を縄で

我が家の古老は、鑿井業(井戸掘り)をしていたので、こうした櫓組みはお手の物…私自身、地上4m位の櫓の上でパーカッション式の鉄管(土掘り用)が斜めに掘り進まないように櫓に押さえつけるアルバイトをさせられたこともある。(小学6年生でしたけど^^;)


後は、ザラ板を横木に結べば「雪囲い」の完成です!

いつもの年は、材料を出し、下草をむしり、枝を整えてからの作業ですから、週末を使っても7日程掛かってました。今年は優秀な助手『植木屋ポン太郎』が雑用をこなしてくれるので4日もあれば終了するでしょう。(後はお天気次第であります。)
かなりいい加減な棟梁(国王)であります。トリマーを渡して「そこの枝を適当に丸く整えろ!」程度の指示でありますから…性格的に慎重だから、コツコツやってますよ。
「よっ!植木屋さん!本気で庭師を目指してみるかい?」全くいい加減な進路指導教官…道は無数に拡がっておりますよ^^;

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする