その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

知らんぷり

2014-11-07 18:32:38 | 暮らし

君の名は 聞こえぬ素振り 知らんぷり (by 夢屋)

降霜に合う前に「長ネギ」や残りの「千本ネギ」を収穫しなければ…そう思いつつ、一昨日収穫し陰干しした自家用の「山形青菜」を見ればしんなりとし始めております。オッカーに水洗いを丸投げしたものの、今日は木曜日…オッカーのアルバイトの日であるから、帰って来ても青菜が水洗いされている訳もなく、朝仕事で14kgほど水洗いをしました。
いつもの年はざっくりとしか洗いませんが、今年は友人『貧乏父さん(H.N.)』から「おみ漬」のご注文を頂いており、関東方面の知り合いにお土産に持参するというのに、漬物の中から青虫の死骸が出てきましたなんて言うクレームはシャレになりませんので、泥は当然のこと(少々の土は、漬け込み中に漬けダレに溶け込んでしまうのだが^^;)葉の付け根の異物や虫まで確認しながら丁寧に洗浄しましたよ^^;
陰干しするのはしんなりさせて、樽に漬け込む時に扱い易くする効果があり、洗い易くする効果もある…大量の漬物を作る工場では、土付きのまま一旦塩漬けし、水出しした後で綺麗に洗浄しているようでありますが…ハクサイの浅漬けなどは、軽い塩ではハクサイの茎が戻って(生のまま)しまうので、一旦茎の細胞を死滅させる効果があるのかも知れない…(食品加工学をもう少し真剣に勉強しておくべきでした^^;)


ストロボ発光で白く写ってますが模型ではありません^^;「拓郎さん」
畑のトンボはどこかへ行った訳ではなく、こうして辛抱しております。

ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴等が 笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を ふるえながら のぼってゆけ
「作詞・作曲 中島みゆき ファイト!」より抜粋

確かに外は寒いのだけれども、鼻歌なんぞ歌いながら朝仕事…出稼ぎに出掛け…夕刻に戻って「長ネギ」を掘り起こす…出稼ぎ先の職員組合の集会に参加し…『第2サティアン』で「おみ漬」用の青菜を刻む…「こんなことをしていて、一体何になるのだろう?」そんなことを思わない訳でもないのでありますが、意地になって続けているのであります。
同じ仕事、いや責任が増しているのに給料が下がる。同じ品質の、いや、少しずつ品質が良くなっていると実感できる米を生産しても米価は下がっていく。何かがおかしい。
「アキアカネ」は夜露に濡れながら、きっと暖かくなるであろう日中の日差しを待って、キウィの葉の下でじっと耐えております。華麗に飛ぶ姿と忍び耐える姿…同じトンボであります。あんたが耐え忍んでいる姿を知らぬ振りをしている訳じゃ~ない。『夢屋農園』の仲間たちは、今耐え忍ぶ季節を迎えておりますよ^^;

コメント (1)
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