その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

文化的生活

2014-11-04 12:13:35 | 暮らし

イーゼルにスケッチブックを固定し裸婦(?)を描く

芸術が爆発するかどうかは知りませんが、低気圧が通過した「文化の日」外は大荒れ、昨夜友人である『貧乏父さん(H.N.)』と約束したお土産用の「おみ漬」を作るにも、「山形青菜」を収穫する気にもなれない雨の祝日であります。
昨夜の祝宴でイカ臭くなった『第2サティアン・テラス』は、予想通りノラ猫に荒らされ、自慢の白木の床は、一晩で彼の泥足跡だらけになってしまいました。薪ストーブに火を入れ、残骸を片付けると火付け役である友人『ノロ君』が様子を見にやって来る。雨が降っても日が降っても、いつものように変わらない自慢の『イレギュラーコーヒー』で雑談をするふたりであります^^;


「シロイチモンジマダラメイガ」の幼虫でしょうか?

昨日の内に取り込んだ「秘伝豆」の莢を一つひとつ割りながら、大豆を取り出していました。本来なら、乾燥させ枝や莢ごと棒で打って弾き出し、ゴミを「み(テミ)」という道具で振るい飛ばすのでありますが、どうせ時間は売るほどあるし、所詮1升程度の大豆だから虫喰いを一つひとつ選別していたほうが、こうして害虫とも逢えるというものであります。


コヤツは「ダイズサヤタマバエ」の幼虫でしょうか?

農薬を散布していないので、約1割のダイスに虫が付いています。枝豆の状態で湯掻いて実を取り出し、冷凍保存するという方法もあるのですが、収穫の一部で「豆腐」を作って見たくて、こうして非効率な大豆収穫をしております。さらに、残りの一部は長男『ポン太郎君』が大好きな郷土料理「数の子豆」に変化し、正月の食卓を飾ることと思います^^;

雨の合間を突いて『貧乏父さん(H.N.)』から依頼を受けている「もってのほか(食用菊)」を摘んでお浸しに、友人『イチオ』から依頼されている夢屋特製「辛子味噌」のレシピを部分修正しながら作ってみる…そう、今日は文化の香り高く『夢屋エコファーム加工部』の試験研究日なのでありますよ。
日もとっぷりと暮れた頃、友人『ノロ君』が研究成果を点検にやって来た。『ムラばぁ』からもらった「赤ダイコンの酢漬け」のピンクが美しい。(食紅などの着色料は一切使っておりません。)夢屋特製「辛子味噌」の製造原価を発表し「1,000個売って、やっと20万円の純益かい?」工業製品製造社長業の彼からすれば、農業加工所の純益は余りにも低過ぎる。しかし、原材料だけを提供するだけの農業では、さらに収益率は悪くなる一方なのであります。
スケッチブックの前にモデルさんを呼んで、芸術の香り高き『裸婦像』を描けるのはいつの日か…「エリーさん」のようなモデルを呼んで(決してスケベ心ではありません。あくまで芸術振興のためです^^;)…テーブルの「余市」は『ノロ君』が飲みきってしまいました。

コメント
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