一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

災禍からの復活 銘酒ギャラリー「飛来~Kizuna」  【北九州・小倉】

2014年06月13日 00時25分30秒 | みんな~愛『酒』てるかい

(  「義侠」つくり造 ) 北九州・小倉

 (昨夜、小倉の「飛来」で飲んだことを書きかけてそのまま眠ってしまっていた。さすがに

写真だけでは思いは伝わりにくいだろうと加筆して改めて更新することにした。)

 

■2014/5/2(金)夜 の小倉でのお話し 

特急ソニックに乗り夕暮れの博多を出て降り立った小倉は、薄暮の頃。

祇園太鼓のブロンズ像を横目に 魚町銀天街を旦過の方へ向かった。

途中から一本手前の筋に入りやがて見えてきたサンロード商店街。

入口近くに名酒Bar「飛来」の看板を見つけ、階段を上がった。

 

店に入ると 右に常連客3名とマスターで盛り上がっていて、

左には友達同志で日本酒を楽しんでいるOLさんが2名

私は、その間の開いている席に座った。

 

やがて話を途中でやめて私の前にやって来たマスターは、

「いらっしゃいませ。何にします?」と聞いてきたので、

「じゃあ、山形のあら玉・雪化粧」と言ったのだが、あっさりスルーされて

「これがいいですよ」と私の前にマスターが置いた酒が

「これ 義侠のつくり造りです。 これいきましょう」

私が大の「義侠」ファンだと知ってのことだと思った。

 

そして「義侠」を飲み終えると じゃあ次はこれですね

掌(たなごころ)を注いでくれた。

義侠・一ノ蔵は何度も飲んではいても「つくり造」と「掌」は

どちらも初めてだったから嬉しいものがある。

 

義侠つくり造 & 一ノ蔵・掌(たなごころ)

 

「次はどうします?」と聞かれ

「魚沼にしようかな」と言えばれもスルーされ

「これがいいですよ うちでも人気です」

「風の森」が出てきた。 まさに私がへちかんから送ったやつだと思いきや

早速なくなって、これすぐに注文したやつなんです。と教えてくれた。

 

風の森

 

結局 その晩 マスターのおすすめの酒三酒をよばれた格好になった。

 

「最後にこれ 私からのサービスですから

うちで一番(値付けの)高いやつ」

おんな泣かせを出してくれた。

私が災禍見舞いと開店祝いを兼ねて贈った「風の森」に対してのお礼のようだった。

 

おんな泣かせ 

 「鬼乙女」と同じ味わいがする

 

「今勢いのある銘柄は何ですか?」と聞いてみた。

「佐賀の東鶴と福岡なら山の寿ですね」

福岡の鑑評会で清酒の賞を総なめにしたと全国的にも注目されだした「山の寿」

山同敦子さんは取り上げなかったが、今現在、気鋭の酒のひとつだろう。

ここでもその名前を聞くことになった。

 

「飛来」その日の18酒

北九州に奈良・吉野の酒「やたがらす」たる酒が置いてあるのには驚いた。

秋には、「梅乃宿」の楓ラベル ひやおろしが並んでいるかも

 

滞在およそ40分ばかり、最後にマスターに「頑張ってください」といえば

「はい、頑張ります」と力強い言葉が返ってきた。

前の店舗で、お宝の焼酎も日本酒もすべて火事でやられたそうだが、

また新たな場所で頑張って九州北の拠点で日本酒ファンを大いに喜ばせてほしい。

 

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(寅)