一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

万吉さん、ご冥福をお祈り致します。 林隆三逝去 6/9

2014年06月10日 01時19分30秒 | キラリ~☆

( 林 隆三 )

 

■ 2014/6/9(月)

林 隆三 70歳 逝去のニュースが流れた。

腎不全で4日に息を引き取り、家族葬を済ませたのだそうだ。

私が林隆三という俳優がいることを初めて知ったのは、子供のころ

ある時代劇ドラマを見てから。 その筋は、とんでもないほどストーリーが

おもしろく、何十年も経つがまた見たい。と思っている。

 

今にして見返せしてもきっと面白いはずだ。

原作は、司馬遼太郎

脚本は、山田太一

監督は、木下恵介 

と ビッグネームが並んでいる。

 

ドラマタイトルは、 「俄(にわか)」

テーマソングもまだ鼻歌で歌えるほど憶えている。

ラーラーラー ラララララー ラーララッタ ラララララーラー

 

その時の主人公 明石家 万吉を演じていたのが、林隆三だった。

今にしてわかったが、当時26歳だったのだそうだ。

是非 追悼番組として再放送してくれないかな~

 

 

それから15年くらい経った頃だろうか

鎌倉を舞台に原田知世が女子高生を演じた

「早春物語」に40代の林隆三が出たことを覚えている。

原田知世は、その撮影が人生のファーストキスで、相手が

林隆三とはいえ おじさん相手だから真剣に涙を流したことが

話題になったことを覚えている。

 

それからいろんなところにコンスタントに出ていたと思う。

でもあの万吉の役は、若き日の林隆三しかできないと思えて仕方ない。

 

ぎざぎざ溝の石に座らせられて重たい石板をどんどん膝の上に積まれても

口を割らなかった万吉のシーンがなぜか強烈に印象に残っていて

林 隆三という俳優の名は、その時に刻まれたと思う。

 

今度は、ドラマでなく安らかな旅立ちへ

明石家 万吉の思い出と共に

ご冥福を祈りたい。

(寅)